1.問題の要点 2.それは炎上だったのか? 3.ツイッター民俗への誤解 4.「風評被害」は強い言い方でしょう? 5.炎上理由――民俗を愛好する輩からの反発だ! 6.妖怪研究者とマニアが結託している? 7.発狂倶楽部という親密圏 8.妖怪研究者はマニアと線引きできていない? 9.歴史マニアに問題はある、それでは妖怪マニアには? 10.「親密圏」からの攻撃? 11.役に立つことへの強迫 12.まとめ――文春オンラインの記事はなんだったのか 先日、文春オンラインにて以下の記事が公開された。筆者は在野の民俗学者・室井康成氏である。 bunshun.jp 短い記事だが念のため要約する。 昨年12月、室井氏が「民俗学を代表するイメージとして妖怪と夜這いがあるのは風評被害である」とツイート(以下Tw)したところ、妖怪研究者および妖怪マニアから総攻撃を受け、炎上した。なぜ炎上したのか。室井氏は、自身の書き