原発事故で政府・東電の誤った情報を垂れ流し、「原発記者クラブ」と化した新聞・テレビの報道の問題をめぐって東京新聞・中日新聞論説副主幹・長谷川幸洋氏とジャーナリスト・上杉隆氏が対談。上杉氏は「自由報道協会」の会見に小沢一郎・元民主党代表を呼ぶなどし、「仲がいい」などと噂されるが、果たしてどうなのか。本当に仲がいいのか。 * * * 上杉:記者クラブの記者たちは、僕が小沢一郎と仲がいいと思っているわけですよ。でも、僕、小沢さんと飯を食ったのは1回しかないですからね、しかも、15人のフリーの記者を集めたときだけ。 それがどうして自由報道協会(上杉氏らが立ち上げたフェアな報道の場を提供するための非営利組織)で会見するようになったかというと、それは、小沢さんの記者会見にずうっと通って、小沢さんの気に食わないこともがんがん聞いたわけですよ。 小沢事務所から「あの質問はないだろう」って電話も来たし、側近
民主党の小沢一郎元代表が、菅直人首相の露骨な居座りに焦りを募らせている。秋には自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件の公判が始まり、影響力は大幅に減退する公算が大きい。つまり首相を退陣に追い込むリミットは会期末の8月31日となる。次期代表選の有力候補に関する情報収集を着々と進める小沢氏はいかなる「復権プラン」を描いているのか-。(山本雄史) 「われわれが掲げた『国民の生活が第一』の精神を忘れているところに国民の不信感が募っている。原点に返り一生懸命努力すれば必ずまた支持を得られる。選挙があるとは思わないが、衆院は常在戦場だ!」 29日夕、小沢氏は都内で開かれた東祥三内閣府副大臣のパーティーでこうハッパをかけた。報道陣を前に発言したのは6月1日以来。解散権を振りかざす首相の姿を見て闘争心に再び火が付いたのか。その後、鳩山由紀夫前首相とも密会した。 「君たちの力で首相を追い詰めること
馬淵氏は会談後、記者団に「補佐官退任のあいさつだ。(小沢元代表からは)東京電力福島第一原子力発電所事故について、またいろいろ話を聞かせてくれと言われた。党代表選の話はしていない」と述べた。 馬淵氏は菅首相退陣後の党代表選出馬に含みを持たせているだけに、党内では「小沢元代表とのパイプ作りが狙いだろう」との観測も出ている。
印刷 関連トピックス検察審査会 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は30日、衆院議員・石川知裕被告(38)と元秘書・池田光智被告(33)の捜査段階の自白調書の一部を証拠として採用しない決定をした。 自白調書を立証の柱に据える検察側は、7月20日に読み上げる予定の論告内容の再検討を迫られる。公判は8月22日に弁護側の最終弁論があって結審し、秋にも判決が言い渡される。 検察側が証拠請求していたのは、この2人が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑を認めた内容を含む供述調書三十数通。無罪を主張する元秘書らの弁護側は、「調書は取り調べ検事の脅迫や誘導によってつくられた」と主張していた。
菅直人首相が退陣時期をめぐり、民主党執行部と激しいせめぎ合いを繰り広げる一方、“党内最大野党”を率いる小沢一郎元代表(69)が実に静かだ。何と、ほぼ連夜、都内の自宅や料理店で若手議員とともに美食を堪能していた。「腹が減っては戦はできぬ」とは言うが、これで求心力を回復できるのだろうか。 小沢氏は20日まで、平日は連夜、自らに近い若手議員を中心に会合を持っていた。 13日は内閣不信任案に賛成して民主党を除籍になった松木謙公衆院議員を囲む会に出席。14、15両日には深沢の自宅に議員らを招き、北海道のカニから沖縄の泡盛まで、出席者が持ち寄った食材に舌鼓を打った。16日は肉料理、17日には都内で衆院当選1期の「小沢ガールズ」とうなぎをほおばり、20日には谷亮子参院議員らと高級イタリアンと赤白のワインをゴクリ。22日は若手6人とうなぎを楽しんだ。 これらの会合に出席した議員は延べ約80人に上る。
民主党の小沢一郎元代表が自らを支持するグループの結束に腐心している。内閣不信任決議案をめぐり内部に深い亀裂が入ったためだ。小沢氏側近を自任し、不信任案賛成に積極的に動いた「急進派」と、側近争いに嫌悪感を覚え、不信任案にも否定的だった「穏健派」の距離は一気に広がり、決議案否決後も解消されていない。小沢氏は次期代表選をにらみ、主導権奪還に向け、4つあるグループの統合を検討しているが実現のハードルは高い。政界随一の結束を誇る軍団は正念場を迎えている。(山本雄史) 国会内の一室に16日午後、鳩山由紀夫前首相、菅直人首相、前原誠司前外相、野田佳彦財務相の各グループに所属する若手議員や中間派の計約20人が集まった。目的は代表選に向けた若手の足場づくり。そこには小沢氏を支持する衆院2~4回生でつくる「一新会」など小沢グループからも数人が参加した。いずれも、不信任案への賛成を拒んだ穏健派の面々だった。 小
民主党の小沢一郎元代表は、菅直人首相が退陣した後の代表選に独自候補を擁立して勝つのは難しいと判断し、増税路線の凍結を条件に野田佳彦財務相を推す方向で調整に入った。「脱小沢」を主導してきた仙谷由人官房副長官ら菅政権中枢が擁立を目指す野田氏の支援にあえて乗り、影響力低下に歯止めをかける狙いがある。 小沢氏は14日以降、自らに近い議員との会合で野田氏について「財務省の『公認候補』だが、増税路線を転換すれば支持が広がる」と強調。「財務省と近いが、逆に財務官僚の手の内を知り抜いている」と評価し、野田氏が菅内閣の財務相として旗を振ってきた増税路線の凍結と引き換えに支援する考えを示唆した。 小沢氏側近は16日夜に野田氏と極秘で会談。増税凍結の姿勢を鮮明にするため、政府・与党社会保障改革検討本部が20日に消費増税案を発表する前に財務相を辞任するよう促す小沢氏の意向を伝えた。野田氏は即答しなかったという
民主党の小沢一郎元代表は17日夜、自らを支持する衆院当選1回の女性議員7人、通称「小沢ガールズ」と都内のうなぎ屋で会食し、“精力アップ”を図った。 小沢氏が近い議員と夜会合を開くのは5日連続となり、この日の会合を含め参加議員は計約70人に上る。ほとんどは内閣不信任決議案の衆院採決が行われた2日の前日、小沢氏のもとに集結し、賛成票を投じようとした面々だ。 不信任案の採決以降、退陣時期を明言しない菅直人首相に振り回され、結束に緩みが出ている小沢グループ。連日にわたる夜会合の開催には、次期党代表選をにらみ結束を強化する狙いがありそうだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く