12月に入り今年を振り返る機会がちらほらと出てきている。真っ先にあがるのは新語・流行語大賞だろう。センテンススプリングの方がキャッチーだったのでは? と思ったり、人気グループ解散は衝撃的だったのになんで選ばれてないんだと勘ぐってみたり。今年もいろいろあったなと、しみじみ感じるのがこの時期だ。 では冒頭の写真を知っているだろうか。今年の1枚に選ばれたこの写真は、遠くの炎と微笑する少年のコントラストが印象的だ。撮影されたのは10月21日で、自転車に乗った少年が、モスルの爆発現場前で停車したときの様子。国連が人の壁として犠牲になる可能性があると警告したため、数百人のイラク人家族が土地を離れなくてはいけなくなった状況下で撮影されたという。 衝撃的な1枚だが、さらに驚くのはAI(人工知能)が選んだことだ。 実際は人の脳に強く残ったものをAIが割り出した、というのが正確かもしれない。20~40代の男女