日本が高度成長期にあったとき、お父さんは家庭も顧みず一生懸命働くことが美徳とされていた時代がありました。朝一番に家を出て、帰宅はいつも午前様。休日出勤も当たり前。そんなお父さんが会社を定年退職して、いまどうなっているか? 「濡れ落ち葉」などとからかわれる、家庭の厄介者になっていたりします。 わたしは自他共に認める仕事人間ですが、いわゆる「モーレツ社員」という考え方には一切くみしません。家庭の平安あってこそ充実した仕事もできる。そう考えています。わたしは月曜から金曜までは毎朝4時半に起き、6時過ぎには家を出ます。帰りは大抵夜中の12時近く。時には午前様になることもありました。還暦を迎えた現在は10時には帰るように努めています。 それでもまずまず家庭が平安(だと思う)なのは、「日曜日には家族サービスの日」と決めて仕事はしないようにしているからです。わたしは結婚して18年になりますが、日曜日