国営ロシア通信は19日、露海軍の総司令官代行に北方艦隊の司令官だったモイセエフ氏が着任したと報じた。複数の露メディアは今月上旬、当時のエフメノフ海軍総司令官が解任され、モイセエフ氏が総司令官代行に就任したと報じていたが、正式な発表はされていなかった。 露海軍は黒海海域でここ数カ月、ウクライナ軍の水上ドローン(無人艇)攻撃により艦艇を相次いで撃沈されるなどしており、エフメノフ氏は艦艇喪失の責任を問われて更迭されたとの観測が強い。
高耐久カメラで遠隔監視 JVCケンウッドは自動車向けドライブレコーダーの開発、製造で培った技術を生かし、人工知能(AI)を搭載した「エッジAIカメラ」を船舶の安全な航行や点検業務など他分野に展開することを目指している。ドライブレコーダーの省スペースで通信、記録可能な機能に加え、防水防塵の耐久性とAIを組み合わせることで、幅広い用途での業務効率化と現場の安全性向上ニーズに応える。 ドライブレコーダーは自動車の利用者の安全性向上や事故発生時の記録などの用途で利用が定着しており、同社はタクシーやバスなどのドライブレコーダーの機能を開発、実証実験を実施してきた。海運業や製造業、工事現場の遠隔監視などへの導入を見据え、「目の前の課題解決」(モビリティ&テレマティクス分野事業推進本部事業開発センターの宮地成和センター長)を目指す。 昨今、人手不足により工場管理や積み荷の保安、現場の安全管理など遠隔監視
ウクライナの水上ドローン(無人艇)が今週、新たにロシア海軍黒海艦隊のミサイルコルベット「セルゲイ・コトフ」を撃沈したと報告された。ウクライナ側はこれまでに、黒海艦隊の大型艦の4分の1を沈めることに成功している。 ウクライナの水上ドローンのどこが危険なのかも徐々に明らかになりつつある。衛星を介して制御される水上ドローンは、ロシア艦艇の停泊地に単独または少数のグループで侵入を試みているのではなく、ちょうど第二次大戦中にドイツ海軍の潜水艦(Uボート)隊がしたように、夜間、狼のように群れを成して敵艦に襲いかかっているのだ。 ただ、ドイツ海軍による「群狼(ウルフパック)戦術」とは少し違う点もある。Uボートは確かに何隻かで群れになって移動していたが、攻撃は各艦の艦長が目標や方法を選んで個別に行っていた。それに対して、ウクライナの水上ドローンの操縦士たちは攻撃自体も緊密に連携して実施しているとみられる。
三井E&Sは3月7日、ライセンサーの独MANエナジーソリューションズSEと共同で、大型舶用エンジンでの水素燃焼運転に世界で初めて成功したと発表した。 <水素燃焼テストに使用したエンジン> 三井E&S玉野工場敷地内にあるシリンダ直径50cmの舶用2サイクルテストエンジンで、4本あるシリンダーのうち1本をLNG焚きエンジンME-GI機関デザインをベースとした水素燃焼用に改造。同工場内に建設した水素ガス供給設備(液化水素タンク、水素ガス圧縮機他、以下水素供給設備)とのカップリング運転で、水素漏洩などの不具合なくテストエンジンの100%負荷運転に成功した。 <従来燃料と水素燃料の燃焼圧力波形比較> また、今回の試験運転では、着火しやすく適切な燃焼制御を行う必要がある水素燃料で、シリンダーの95%相当の熱量を賄い、従来燃料で運転する他の3シリンダーと同等の燃焼圧力波形が得られたほか、エンジンが必要と
[ロンドン 6日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派が6日、紅海で商船にミサイル攻撃を行い、乗組員3人が死亡した。米中央軍が明らかにした。フーシ派が同海域で船舶攻撃を開始してから死者が報告されるのは初めて。 攻撃により、バルバドス船籍でギリシャ所有の「トゥルー・コンフィデンス」がイエメンのアデン港沖50カイリ付近で炎上した。フーシ派は攻撃を行ったことを認めた。
(CNN) イエメン暫定政権当局者は2日、紅海で12日前に同国の反政府武装組織「フーシ」のミサイル攻撃を受けて損傷していた貨物船「ルビマー」が沈没したと報告した。 暫定政権のムバラク首相はSNS上で、沈没はイエメンや周辺諸国がこれまで直面したことがないような「環境災害」であると警告した。 同船はベリーズ船籍で、英国で登録され、所有者はレバノン人となっている。約4万1000トンの肥料を積んで航行。フーシが発射した弾道ミサイル2発のうちの1発が当たり、乗組員は避難を強いられていた。 米政府当局者の2人は以前、ルビマーの損傷で紅海上には長さ18マイル(約29キロ)の油膜状のものができたと証言。衛星画像では同船が油を漏出し続けていることも確認された。 ただ、油膜状と化しているものの種類は不明となっている。 フーシは紅海やアデン湾でここ数カ月、商船を狙ったミサイル攻撃などを繰り返しているが、ルビマー
(CNN) オーストラリア政府は29日までに、自国海軍の増強を図るため今後10年余で350億米ドル(約5兆2500億円)以上を費やし、第2次世界大戦以降では最大規模の海上戦力を整える計画を明らかにした。 軍事専門家らはインド太平洋地域で強まる中国の軍事進出などを踏まえた措置とみている。豪州政府の声明によると、この計画が進めば同国海軍が擁する主要な水上艦艇は計26隻に拡大する。 駆逐艦やフリゲート艦が20隻、無人艇のように乗組員なしでも操舵(そうだ)可能な仕様にできる大型水上艦(LOSV)の6隻を盛り込んでいる。これら水上艦船は、米英豪の安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」の下で調達予定の原子力潜水艦艦隊の戦力に加わることになる。原潜の最初の3隻は今後10年の早い時期に引き渡される予定。 増強計画が達成された場合、2040年代半ばには現在保持するホバート級の誘導ミサイル駆逐艦3隻、
デンマークの海運大手マースクは27日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃に伴う紅海の物流混乱が今年下期まで続く恐れがあるという見通しを示した。写真は攻撃を受けた貨物船。21日撮影(2024年 ロイター/Fawaz Salman) [コペンハーゲン 27日 ロイター] - デンマークの海運大手マースク(MAERSKb.CO), opens new tabは27日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃に伴う紅海の物流混乱が今年下期まで続く恐れがあるという見通しを示した。とりわけ米東部に向かう船舶に大幅な遅延が生じる可能性があると警告した。 マースクの北米責任者は声明で、紅海における混乱が下期まで長引く可能性を踏まえ、企業はサプライチェーン計画により長い輸送時間を考慮する必要があると述べた。さらに、輸送時間の長期化に伴うコストの上昇にも備えるよう促した。
米中央軍は23日、イエメンの親イラン民兵組織フーシ派が18日に攻撃した英貨物船から油が流出し、30キロ近くにわたって海面に油膜が広がっていると明らかにした。貨物船はイエメン沖でミサイル攻撃を受け、停泊している。徐々に浸水しており、積み荷の肥料が紅海に流出する可能性もあるという。 貨物船はベリーズ船籍で、攻撃を受けて乗組員は退避した。輸送していた肥料は約4万1千トンに上る。中央軍は「フーシ派は漁業や沿岸の地域社会も脅かしている」と非難した。 中央軍は、フーシ派支配地域で現地時間22日に無人機4機と移動式対艦巡航ミサイル2発を攻撃したことも明らかにした。23日には紅海でフーシ派の無人機3機を撃墜した。(共同)
デンマークの海運大手マースクは27日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃に伴う紅海の物流混乱が今年下期まで続く恐れがあるという見通しを示した。写真は攻撃を受けた貨物船。21日撮影(2024年 ロイター/Fawaz Salman) [ドバイ/ロンドン 22日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は22日、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ人との連帯を示すため、紅海やその他の海域で船舶に対する攻撃をエスカレートさせると表明した。攻撃に「潜水艦兵器」を導入したとしている。 フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏はテレビ演説で「紅海、アラビア海、バブアルマンデブ海峡、アデン湾での作戦をエスカレートさせており、効果が得られている」と表明。ただ、潜水艦兵器の詳細は明らかにしなかった。
海運業界が脱炭素化に向けて大きな一歩を踏み出した。国内最大手の日本郵船が、燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアを燃料に使いアンモニアを運ぶ外航船の建造を決定した。2026年11月の完成を目指す。アンモニアは舶用の脱炭素燃料候補の本命の一つ。国産エンジンを搭載した船に日本の海事産業の復権をかける。(梶原洵子) 日本郵船など外航船建造、国際標準狙う 1月25日、日本郵船が都内で開いたアンモニア燃料船建造の記者会見には同社の曽我貴也社長のほか、エンジン製造のジャパンエンジンコーポレーションとIHI原動機(東京都千代田区)、造船会社の日本シップヤード(同)の3社の社長、日本海事協会の坂下広朗会長も顔をそろえた。
ウクライナ海軍が無人艇(水上ドローン)を初めて実戦投入したのは2022年10月のことだった。爆薬を搭載した全長約5.5mの無人艇「シーベビー」たちは、衛星経由で操縦され、占領下のウクライナ南部セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊の停泊地を襲った。ただ、このときは大きな損害を与えられなかった。 ウクライナはその後1年近くかけて無人艇やその戦術の改善を図った。そして、それが完了すると「ロシア艦艇狩り」を本格的に始めた。 クリミア南部沖で14日、ウクライナの無人艇少なくとも3艇が黒海艦隊のロプーチャ級大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を狙った襲撃(編集注:ウクライナ国防省情報総局のキリロ・ブダノウ局長は無人艇「マグラV5」5艇で同艦を破壊したと述べている)は、その戦術を明らかにした。「Gunny」(@FouthTimeLucky)というアカウント名でソーシャルメディアに投稿している海事専門家が手
住友重機械工業は14日、子会社の住友重機械マリンエンジニアリング(東京都品川区)による一般商船の新造船事業から撤退すると発表した。神奈川県横須賀市の拠点で中型タンカー中心に年間3隻と隻数を絞って生産してきたが、船価低迷、鋼材や資機材価格高騰などにより近年は赤字が続いていた。撤退に伴い、子会社の住友建機の油圧ショベル新工場を同拠点に建設することも発表した。 新規受注を停止し、受注残の7隻を2026年1月ごろまでに引き渡して撤退する。新造船事業の23年12月期の売上高は195億円。官公庁船修理は続ける。ドックを生かし、普及を見込む浮体式洋上風力発電の構造物も製作する狙い。 新工場は約65億円を投じて25年8月に稼働予定。35トン以上の大型や運転席が持ち上がる特殊機を年間2000台生産する。住友建機の千葉工場(千葉市稲毛区)は増産余地が少ないため、新工場稼働で中小型に特化して生産効率を高める。
ウクライナが提供した映像には、水上ドローンが「ツェーザリ・クニコフ」に接近する様子が映っている=14日、黒海/Defense Intelligence of Ukraine/Telegram (CNN) ウクライナの国防当局者によると、同国軍は14日、黒海でロシア軍艦を撃沈した。 同当局者が匿名でCNNに語った。ウクライナ国防省情報総局(GUR)が共同作戦の一環として、ロシアの揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を攻撃した。 攻撃にはジェットスキーで駆動する水上ドローン(無人艇)「MAGURA」が使われ、軍艦は修復不可能な損傷を受けて黒海に沈んだという。 CNNは独自に真偽を確認できていない。 ウクライナはこれまでも黒海でロシア軍艦を攻撃してきた。2022年4月にはロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」、今月はミサイル艇「イワノベツ」を撃沈したと発表している。
(CNN) 米中央軍と米国務省によると、紅海で12日、ブラジルからトウモロコシを載せてイランに向かっていた商船が、イエメンの反政府武装組織フーシによる攻撃を受けた。 イランの支援を受けるフーシが同国行きの船舶を狙ったのは、今回が初めてとみられる。 米国側の発表に先立ち、フーシは「米国船」を攻撃したと発表していた。 国務省の報道官は「不安定化を招くイランの活動が、同国民の食料安全保障を危険にさらした」と指摘した。 同報道官によると、米国はイランへの制裁として禁輸措置を科しているが、トウモロコシなどの食料供給は対象から除外されている。 攻撃された商船は、ギリシャを拠点とするグローバル海運企業が所有している。船体に軽い被害を受けたが、乗員にけがはなかった。 フーシはパレスチナ自治区ガザ地区に対するイスラエルの「侵略」に対抗し、紅海で同国や米国、英国関連の船舶を狙った攻撃を繰り返してきた。 だがア
カナダのニューファンドランド・ラブラドル州ケープレイの海岸で見つかった難破船(2024年1月30日撮影)。(c)Corey Purchase / AFP 【2月7日 AFP】カナダ最東部ニューファンドランド・ラブラドル(Newfoundland and Labrador)州でこのほど、19世紀のものと見られる全長約30メートルの船が打ち上げられた。 先週末には考古学者とボランティアのチームが調査のために現場を訪れ、船が海に戻される前に部品を一部回収した。 回収した木製の板や竜骨(キール)部分の金属製の外装材などは、分析のため研究室に送られた。 考古学者のジェイミー・ブレイク(Jamie Brake)氏は6日の記者会見で「木材の種類や年代、金属の組成などを特定したい。分析結果から、いつごろの船なのか、どこから来たのかなどを知るためのヒントが得られる」と語った。分析結果が出るまでには、数か月を
ウクライナ・オデーサ近郊(CNN) 命中したのはジェットスキーで駆動する水上ドローン6機のみ。これでロシアの誘導ミサイル艦を撃沈した。この攻撃にかかわったウクライナ軍特殊部隊の隊員が、希少なインタビューに応じて明らかにした。 ウクライナ国防省情報総局は今月1日、ロシアの小型艦「イワノベッツ」がクリミア半島の黒海に面した入り江でドローンに攻撃され、船体を損傷して沈没したと説明していた。 この攻撃にかかわったドローン操縦士の1人がCNNに語ったところによると、攻撃には「MAGURA」ドローン10機を使い、うち6機が命中してロシア軍艦を撃沈した。 MAGURAはジェットスキーで駆動するドローンで、全長わずか数メートル。だが航続距離は約800キロと長く、ウクライナの海岸線の広大な範囲からクリミア半島の標的に対する作戦を実行できる。 取材に応じたのはコールサインで「13」と呼ばれるドローン操縦士で、
撃沈はほぼ確実。 対艦ミサイルを積んだコルベットを撃沈! ウクライナ国防省情報総局は2024年2月1日、クリミア半島のドヌズラフ湾において、ロシア黒海艦隊所属のタランタルIII型コルベット「イワノヴェツ」を水上自爆ドローンを用いて撃沈したと発表しました。 拡大画像 ミサイルを発射するタランタルIII型コルベット(画像:ロシア国防省) 攻撃を担当したのは、ウクライナ国防省情報総局の発表によると、「グループ13」という特殊部隊とのことで、攻撃には複数隻の水上自爆ドローンが使われたようです。 なお、今回公開された動画では、これまでのように自爆ドローンに搭載されたカメラが敵艦突入直後までを捉えた映像のほかに、同艦が直撃を受け爆発し、船首を残しほぼ沈んでいる映像なども写し出されています。 タランタルIII型コルベットは旧ソ連時代から運用されている艦艇で、小型の船体に艦対艦ミサイルを装備しているのが特
カタチはそこまで変わらないけど水面下は全然違う! 国内初「リニアジェット船」ってなんだ? 伊予鉄グループの石崎汽船は2024年2月1日、高速船を1隻新造すると発表しました。同社が運航する松山~呉・広島の旅客航路に投入されます。 拡大画像 石崎汽船の新造船イメージ。双胴のリニアジェット船となる(画像:石崎汽船)。 石崎汽船が同航路で運航する「スーパージェット」高速船の後継。国内初導入の推進器「リニアジェット」を装備し、高速性能を備えつつ、既存船に比べて燃費を約3割改善し、騒音と振動を低減するといいます。 サイズは既存船よりもやや小さくなります。全長はほぼ同じながら、全幅は既存船の9.8mから7.2mに。船の大きさの目安となる総トン数は約189トンから約120トンとなり、旅客定員は156名から93名まで減ります。 最大速力は、ウォータージェット推進を採用した既存船が32ノット(約59km/h)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く