海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」からLCACを用いて重機や支援物資などが陸揚げされた=4日午前、石川県輪島市町野町(桐原正道撮影) 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は4日、県内全体の死者が同日午前時点で5人増えて78人となったと明らかにした。輪島市は連絡が取れていなかった9人の生存が確認されたと明らかにしたが、住民の生き埋め情報は多数あり、県内の安否不明者は25人。珠洲市の漁港周辺で津波による行方不明者が1人出ていることも判明した。発生から4日目となり、生存率が大幅に下がるとされる発生72時間が4日夕に迫る中、各自治体が生存者の発見、救助を急ぐ。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船を乗っ取った際に撮影したとする映像の一場面。貨物船にヘリコプターが近づいている=20日(フーシ派メディアセンター提供、ゲッティ=共同) 米中央軍は31日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派のボート4隻が紅海を通過中のコンテナ船を襲撃したと発表した。出動した米軍ヘリコプターに発砲してきたため応戦し、3隻を沈め、ボートの乗員を殺害したとしている。残りの1隻は逃亡した。 紅海周辺ではフーシ派による国際船舶への攻撃が相次いでいる。米国などは商船を保護するための多国籍部隊を発足させ、警戒を強めている。AP通信によると、コンテナ船側に負傷者はいない。 中央軍によると、ボートはコンテナ船に向けて小火器を発砲しながら接近し、乗船を試みたという。中央軍はボートがヘリに発砲したため、自衛措置として応戦したとしている。 船はシンガポール船籍で
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で日本郵船運航の貨物船を拿捕した際に撮影したとする映像の一場面=11月20日(フーシ派メディアセンター提供、ゲッティ=共同) 米中央軍は30日、紅海南部を通過中のコンテナ船がミサイル攻撃を受けたとの通報があり、ミサイル駆逐艦2隻で対応に当たったと発表した。船はシンガポール船籍でデンマークの海運会社が運航。航行可能で負傷者はいないとみられる。 ミサイル駆逐艦グレーブリーがイエメンの親イラン武装組織フーシ派の支配地域から飛来した対艦弾道ミサイル2発を迎撃した。対応したもう1隻はミサイル駆逐艦ラブーン。紅海周辺ではフーシ派による国際船舶への攻撃が相次いでいる。(共同)
南シナ海の領有権を巡って中国とフィリピンの対立が激しさを増す中、日本が円借款で供与した多目的船がフィリピンの海洋安保を支えている。船は荒天に強く長期航行が可能で、7641の島々からなる広大な海域をカバー。比政府は船を追加導入する方針で、中国の覇権的な海洋進出を前に日比の連携がさらに進みそうだ。(フィリピン西部パラワン島 森浩) 「最大の利点は航行が非常に安定していることだ」。比沿岸警備隊のラベイ指揮官は日本が供与したメルチョラ・アキノ号の性能をたたえた。 緑色のレーザーを照射する中国艦船=南シナ海のアユンギン礁付近(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)日本は2022年に三菱造船が建造した多目的船2隻を比側に引き渡しており、メルチョラ・アキノ号はそのうちの1隻で、全長97メートル。4千カイリ(約7400キロ)以上の距離を航行できる。日本の海上保安庁のくにがみ型巡視船がベースとなっており、現在、比
現地時間12月25日8時45分(日本時間14時45分)、南極観測船「しらせ」は昭和基地の沖合約230メートルの位置に接岸しました。昭和基地には桟橋がないため、燃料を送油するホースを基地から定着氷の上に展張して届く範囲に「しらせ」が到着したことをもって、接岸と表現しています。 昭和基地沖への接岸を目指し最後の砕氷航行に力を入れる「しらせ」 (東オングル島見晴らし岩より)撮影:JARE65 丹保俊哉(2023年12月25日) なお今シーズンの往路における「しらせ」のラミング回数は291回でした。この数字は定着氷の大陸からの張り出し規模だけでなく「しらせ」海氷航行の直近の海象(かいしょう)にも強く左右される数字であるため、回数の増減がその年の気候の特徴を表すものではないことにご注意ください。参考までに近年の往路ラミング回数を下表に記します。 過去のラミング回数 「しらせ」の接岸によってこれから、
デンマークの海運大手APモラー・マースクがアジア─欧州航路のコンテナ船の大半をスエズ運河経由とし、アフリカ南部の喜望峰を回る船を少数にとどめる計画であることが28日に分かった。コペンハーゲンで9月撮影。(2023年 ロイター/Jacob Gronholt-Pedersen/File Photo) [コペンハーゲン 28日 ロイター] - デンマークの海運大手APモラー・マースク(MAERSKb.CO)がアジア─欧州航路のコンテナ船の大半をスエズ運河経由とし、アフリカ南部の喜望峰を回る船を少数にとどめる計画であることが28日に分かった。 マースクは、紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いだことを受け、今月、航行ルートを喜望峰回りに変更した。ただ、米国主導で多国籍の商船保護措置が発表されたことを受け、24日には紅海南部とアデン湾での航行再開に向けた準備を進めていると
1月2日、米中央軍は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海南部に対艦弾道ミサイル2発を発射したと発表した。被害は報告されていないという。写真は紅海で貨物船の上空を飛行するフーシ派のヘリコプター。Houthi Military Mediaが2023年11月に提供(2024年 ロイター) [ロサンゼルス 28日 ロイター] - 紅海での商船攻撃を受け、サプライヤーや小売業者は世界的な海上輸送でスエズ運河を迂回する航路の確保を急いでいる。 新型コロナウイルス流行に伴う国際供給網の混乱以降、最大の試練に見舞われており、IKEA、ホームデポ(HD.N)、アマゾン (AMZN.O)など世界的な小売大手への納入が影響を受けていると物流関係者は指摘する。 スエズ運河ルートは、世界のコンテナ船貨物のおよそ3分の1が利用しているが、このルートを変更し、アフリカ南端を経由する航路に切り替えた場合、アジアと欧
日本郵船は2024年度内に、米スペースXの低軌道衛星通信サービス「スターリンク」を導入する外航船を現在の3倍超となる100隻以上に拡大する。船員が気軽に通話できるようにして生活の質を高め、船員の確保につなげる。また船と陸との間の情報共有や遠隔医療支援にも役立てる。商船三井も23年度中に140隻に導入する計画で、海運業界の人手不足対策として導入が広がっている。 日本郵船は22年12月にスターリンクの試験導入を始めた。特に若い船員は、スマートフォンなどで「常に誰かとつながっていたい」というニーズが強く、通信環境は生活する上で重要な要素になっている。試験導入の結果、スターリンクは通信速度を大幅に改善でき、家族や友人らとのビデオ通話を気軽に行えるようになった。また船と陸との間の情報共有や会議、トラブル発生時や遠隔医療時の陸からの支援にも役立てられる。 船員からの評判も良かったため、導入隻数を増やす
建物の外観はイギリス客船「クイーンエリザベス2」がモチーフ。 初代南極観測船「宗谷」は引き続き展示・公開 東京都品川区、通称「お台場」にある船の科学館は2023年12月26日、本館について2024年2月より解体工事に着手すると発表しました。 同館は2023年12月現在、「別館展示場」「屋外展示資料」「初代南極観測船『宗谷』」の公開を中心として各種博物館活動を実施しているものの、本館は建設から50年が経過するなどして建物の老朽化が著しく進んでいることから今回の決定に至ったとしています。 拡大画像 船の科学館の外観。本館のデザインは客船「クイーンエリザベス2」をモチーフにしていた(画像:写真AC)。 この決定に伴い、「別館展示場」および「屋外展示資料」は2024年1月28日をもって展示公開を終了するとのこと。なお、初代南極観測船「宗谷」の展示公開と教育普及活動を中心とした各種博物館活動は引き続
ウクライナ空軍は25日夜または26日未明、同国南部クリミア半島の南東部にあるフェオドシヤ港に空爆を行い、停泊していたロシア黒海艦隊の大型揚陸艦「ノボチェルカスク」を破壊したようだ。 ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻して以来、ウクライナ軍が破壊したロシアの大型軍艦はこれで7隻目だ。大型の軍艦を持たないウクライナとの1年10カ月に及ぶ激戦で、黒海艦隊は少なくとも巡洋艦1隻、水陸両用艦4隻、潜水艦1隻、補給艦1隻を損失。その他にも、哨戒艇や上陸用舟艇を数隻失っている。 ウクライナ空軍のミコラ・オレシチュク司令官は26日朝、フェオドシヤで夜間に起きた爆発の映像をソーシャルメディアで公開。「ロシア軍の艦隊は小さくなる一方だ」と書き込んだ。 ウクライナは2022年4月にも海軍が巡洋艦モスクワをミサイルで撃沈させている。オレシチュクは今回のノボチェルカスク攻撃について「空軍のパイロットと関係者全
(CNN) デンマーク海運大手APモラー・マースクは24日、イランが支援するイエメンの反政府武装組織フーシによる船舶への攻撃を受けて、停止していた紅海での運航を再開すると発表した。 マースクは、紅海やアデン湾での運航を再開すると発表した。マースクの発表前には、同海域での商船の安全確保へ向けて、米国が主導する新たな多国間の取り組みが始まっていた。 マースクは声明で、「繁栄の守護者作戦」と名付けられた多国間による取り組みによって、輸送船が同海域を再び通過できるようになると指摘。こうした取り組みについて、業界全体や世界貿易にとって最も歓迎すべき朗報と述べた。 この作戦には、英国やバーレーン、カナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、セーシェル、スペインなども参加する。 英石油BPなど世界の大手企業の一部は最近、フーシによる船舶への攻撃を受けて、海運の要衝であるスエズ運河を避け、紅海での運
スウェーデンのCandelaは2023年11月16日、浮上して推進する旅客用電動水中翼船「Candela P-12」の試験航行に成功し、量産を開始すると発表した。 P-12は長さ11.99m、船幅4.5mの水中翼船で、時速18ノット(約33km/h)を超える速度で水中翼の揚力によって船体が浮上(フォイルボーン:翼走)する。船体と水面の摩擦がなくなることで、従来の高速船よりエネルギー消費を80%削減できる。そのため、バッテリー容量は252kWhと船舶としては小規模だが、最大航続距離は50海里(約93km)におよぶ。 試験航行では最高速度30ノット(約56km/h)を記録し、全速力でも後流(航跡)を最小限に抑えることが確認された。つまりP-12は、海岸線を浸食したり、ドックや係留中の船舶に損傷を与えたりしないため、そうした場所での速度制限から除外される可能性がある。これによって、電動水中翼船P
12月24日、デンマークの海運大手マースクは、紅海南部とアデン湾での船舶運航再開に向けた準備を進めていると明らかにした。写真はコペンハーゲンで9月撮影(2023年 ロイター/Tom Little) [ワシントン 24日 ロイター] - デンマークの海運大手マースク(MAERSKb.CO), opens new tabは24日、紅海南部とアデン湾での船舶運航再開に向けた準備を進めていると明らかにした。米国主導の安全確保に向けた取り組みが進んでいることが理由と説明した。 同社は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による船舶への攻撃が相次いでいることを受け、紅海でのコンテナ船の運航を全て見合わせ、19日には船舶の運航ルートをアフリカ南部の喜望峰回りに変更すると明らかにした。 もっと見る
米国家安全保障会議(NSC)報道官は22日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が海運の要衝である紅海で船舶への攻撃を重ねていることについて、イランが「深く関与」しているとの見方を示した。写真は貨物船「ギャラクシー・リーダー」の上を飛行するフーシ派のヘリコプター。写真は11月20日に公開(2023年 ロイター/Houthi Military Media/Handout via REUTERS) [ワシントン 22日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)報道官は22日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が海運の要衝である紅海で船舶への攻撃を重ねていることについて、イランが「深く関与」しているとの見方を示した。 NSCのエイドリアン・ワトソン報道官は声明で「イランが紅海の商船に対する作戦計画に深く関与していると承知している。このことは、イランが長年にわたりフーシ派を支援し、この地域の不安
コンテナ船大手において、紅海とスエズ運河の航行を当面見合わせる動きが相次いでいる。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いでいるため。これまでにデンマークのAPモラー・マースクや仏CMA CGM、スイスMSCなどが同海域でのコンテナ船の通航中止を公表した。 日本の海運大手3社が設立したオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は19日に紅海・スエズ運河を経由するルートの航行を当面取りやめると公表した。 紅海を通らずにアジアと欧州や北米東岸をつなぐには、アフリカ大陸南端の喜望峰を経由して大きく回り込むルートとなる。 日本船主協会の明珍幸一会長(川崎汽船社長)は20日に開いた定例会見で「ゆゆしき事態だ。民間商船への攻撃はあってはならない」と攻撃を強く批判し、「乗っ取られた船の1日も早い解放を望む」と語った。 コンテナ船以外では今のところ全面的な紅海の通航中止の対応はみ
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