およそ3万年前まで、オーストラリアには「ゲニオルニス」という飛べない巨鳥が生息していた。 身の丈2m、体重230kgもの巨体で「サンダーバード(雷鳥)」とも呼ばれるこの鳥が発見されたのは、1800年代後半のこと。だが保存状態のいい化石がなかったことから、ゲニオルニスのくわしい姿は謎に包まれてきた。 このほど南オーストラリア州北東部の塩湖から、完全な頭骨など、新たなゲニオルニスの化石が発見され、巨鳥の姿や生態が徐々に明らかになってきた。 最新の研究から明らかになった古代の雷鳥の姿とはどのようなものだったのだろうか? 意外にも現代のカモの親戚であるという。
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