モナコのトンネル内を爆走するフェラーリ。今のF1なら反響音も耐えられるレベルだ 【(C)Ferrari】 F1が、「大音量レーシングサウンド」を復活させようとしている。 現在のF1はターボエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドのパワーユニットを搭載している。わずか1600ccの排気量ながら、最大1000馬力を発生するモンスターマシンだ。 一方で回転数は毎分15000回転に制限され、かつて20000回転近く回っていた時の独特の甲高い音は望むべくもない。何より排ガスや排熱を利用してタービンを回して電気を起こすシステムのため、音や熱として排出されるエネルギーの多くが吸収、再利用される。それだけエコで高効率なエンジンということになり、その分エンジン音もかなり小さくなった。 かつてはたとえばモナコGPの有名なトンネルの中では、たとえ耳栓をしていてもマシン通過の際の大音響には耐えられないほど
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