インターネットで飲食店の口コミ確認や予約に使われているグルメサイトを通じ、新型コロナの感染防止対策に適切に取り組んでいるか情報収集し、店に改善を求める制度の導入を政府が進めている。西村康稔経済再生担当相は15日、開始時期は未定としながらも、「都道府県と連携して進めていきたい」として撤回を否定した。飲食店の利用客からの「密告」を促すような内容のため、飲食店や有識者からは批判の声が上がっている。(原田晋也、畑間香織、皆川剛)
国会の本会議場で、よく見受けられた光景があるという。公職選挙法違反(買収)容疑事件で逮捕された前法相の河井克行容疑者(57)の疑惑が浮上するずっと以前のことだ。彼が国会の本会議場など、議員たちが雑談している場に現れると、誰もがよそよそしい顔つきになり、すーっとその場を離れていたというのだ。この奇妙な風景の意味を、河井前法相をよく知るベテラン議員はこう解説する。 「河井がやっていたことはKGBと同じだから」 KGBとはご存知の通り、旧ソ連の国家保安委員会。西側諸国で諜報活動をしていたことで知られる。では、河井前法相はなぜKGBと揶揄されるのだろうか。 1996年の総選挙で初当選した当時、河井前法相は目立たない政治家だった。政治家になったのに政策に関心がなく、存在感は薄い。法案づくりや政策論議で活躍することもないのに、その後、異例の抜擢で首相補佐官に就任。しかし、知人の国会議員にこんな頼みごと
「私の街頭演説が、安倍批判をしたと党幹部に伝わり、クレームがきた」「このような密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の自民党執行部を見ると、(自民が惨敗した都議選の)結果は仕方ないと思わざるを得ません」「安倍政権が、せっかく積み上げた多数議席や外交や安全保障、経済成長、地方創生などの政策や成果に己を見失ったことを反省し、都議選の結果を真摯(しんし)に受け止め、いま一度、己を知ることが大事であります」
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