国会の本会議場で、よく見受けられた光景があるという。公職選挙法違反(買収)容疑事件で逮捕された前法相の河井克行容疑者(57)の疑惑が浮上するずっと以前のことだ。彼が国会の本会議場など、議員たちが雑談している場に現れると、誰もがよそよそしい顔つきになり、すーっとその場を離れていたというのだ。この奇妙な風景の意味を、河井前法相をよく知るベテラン議員はこう解説する。 「河井がやっていたことはKGBと同じだから」 KGBとはご存知の通り、旧ソ連の国家保安委員会。西側諸国で諜報活動をしていたことで知られる。では、河井前法相はなぜKGBと揶揄されるのだろうか。 1996年の総選挙で初当選した当時、河井前法相は目立たない政治家だった。政治家になったのに政策に関心がなく、存在感は薄い。法案づくりや政策論議で活躍することもないのに、その後、異例の抜擢で首相補佐官に就任。しかし、知人の国会議員にこんな頼みごと
自民党の河井案里参院議員(46)が初当選した2019年夏の参院選で車上運動員に違法報酬を支払ったとして、公職選挙法違反(買収)罪に問われた案里氏の公設秘書、立道浩被告(54)の判決公判が16日、広島地裁であった。冨田敦史裁判長は懲役1年6月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。 弁護側は「従属的だった」として公選法上の連座制が適用されない罰金刑が妥当と主張していたが、冨田裁判長は「重要な国政選挙の公正を害した。罰金刑が相当な軽い事案とは言えない」と述べた。 検察側は立道被告が連座制が適用される「組織的選挙運動管理者」と判断。禁錮以上(執行猶予を含む)の刑が確定し、広島高検による行政訴訟で連座制の対象と認められれば案里氏の当選は無効となる。地裁判決で懲役刑の有罪となったことで、案里氏の失職の可能性が高まった。 判決理由で冨田裁判長は、立道被告は車上運動員の報酬額の決定に影響を及ぼす
河井案里参院議員=自民、広島選挙区=と夫の前法相、克行衆院議員=自民、広島3区=両氏の事務所で働いた元私設秘書が、昨年7月の案里氏の参院選前に労働条件を示されずに雇われ、不当に減給された疑いがあることが23日、関係者への取材で分かった。克行氏の別の元私設秘書にも、参院選での深夜労働などの割増賃金が支払われなかった疑いがあり、いずれも労働基準法違反の可能性が高い。 案里氏の参院選を巡っては、広島地検が車上運動員に法定の倍額に当たる報酬を支払ったとする公選法違反容疑で捜査。労務管理でも疑惑が浮上し、夫妻に説明を求める声が高まりそうだ。
50キロ以上の超過は本来、一発免停で、6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金となる。ところが、警護についていた広島県警の後続車両は、140キロで走る河井氏の車を追いかけつつ、事務所に注意を促す電話を入れたのみで、違反を検挙しなかったというのだ。 その決定的な証拠を「週刊文春」は新たに入手した。克行氏と事務所スタッフらとのLINE上のやり取りだ。そこには、10月5日の12時に〈県警より、「現在140キロで飛ばされていますが、このようなことをされたら、こちらとしてはかばいきれません。時間に余裕を持って、時間割を組んでください」とお電話がありました〉と記されていた。 河井氏と事務所スタッフたちのLINE画面 広島県警に聞くと、「個別の事案については回答を差し控えます。ただ、一般論として警護対象者が乗っている車が一時的に法定速度を上回る速度超過が疑われるような事があった場合は、秘書等を通じて是正を
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