警視庁保安課は22日、フランス国籍で東京都中央区日本橋横山町、タレント、ヤン・クレアリー容疑者(29)を入管法違反(資格外活動)容疑で逮捕した。クレアリー容疑者は「toto」(サッカーくじ)や自動車メーカーのテレビCMに出演し、英語講師や牧師もしていたが、いずれも取得したビザでは認められない活動だったとみられる。 逮捕容疑は09年7月~今年11月、通訳などに与えられる「人文知識・国際業務」の在留資格だったのに、千葉県内の結婚式場などで派遣牧師として働いたとしている。クレアリー容疑者は調べに「問題ないと思っていた」と容疑を否認しているという。 保安課によると、クレアリー容疑者はイタリア国籍の会社役員、ルカ・マイエーロ容疑者(42)=同法違反ほう助容疑で逮捕=が設立した架空の通訳派遣会社に入社したように装い、在留資格を取得。この会社には「社員」として計15カ国74人の外国人がおり、いずれもビザ