北京(CNN) 中国の内モンゴルで遺跡観光ツアーに参加していた外国人グループの9人が当局に拘束され、11人が国外退去処分となった。当局やツアー主催団体が15日に明らかにした。 ツアーを主催した南アフリカの慈善団体によると、拘束された一行はテロ組織に関与した疑いや、ホテルの自室で宣伝ビデオを見た疑いがかけられている。 中国外務省は、外国人20人が法に違反したり犯罪を犯したりした疑いがあると発表した。拘束理由については、まだ捜査中であることを理由に明らかにしなかった。 慈善団体によれば、この20人の内訳は南アフリカ人10人、英国人9人、インド人1人。47日かけて中国の遺跡を巡るツアーに参加していて、10日に内モンゴルのオルドス空港で警察に止められたという。拘束が明らかになったのは2日後の12日だった。 同団体は拘束された9人について、テロとは無関係で犯罪歴もないとして釈放を求めている。 在中国