「昔のニコ動が良かった」「どうしてこうなった」――ドワンゴが11月28日に開催した「niconico」新バージョン「く」(クレッシェンド)の発表会を受け、生放送のコメントやTwitterではこんな声がもれた。当日の発表会については、ネットの反応は“大荒れ”で、会場となった現場の様子は冷ややかだったと各所で伝えられている。 なぜ、これほどまでにコメントが荒れ、かつてないほどの異様な雰囲気に包まれることになったのか。それは、従来のniconicoユーザーが求めたものと、ドワンゴ運営が提案したものの乖離(かいり)に他ならない。このズレについては後述するが、では仮にユーザーが求めていたものに対応できていれば、主な収益源であるプレミアム会員(有料、月540円税込)の減少に歯止めがかかるのか――という疑問も残る。また、そもそもその要望をかなえることは可能なのか。 今、niconicoは大きな分岐路に立
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