政府が、東京電力福島第1原発で汚染水を処理した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ水をためているタンクを撤去し、トリチウム水を処分する方針を固めたことが11日、関係者への取材で分かった。タンクの跡地は1~3号機の溶融核燃料(デブリ)を取り出した後の保管場所などとして整備する。海洋放出を含む処分方法を絞り込む議論が加速しそうだ。 13日開催の政府小委員会で報告される。政府が、トリチウム水をため続けることは不可能とし、処分の必要性を明示するのは初めて。処分に関する公聴会を来月30日に福島県富岡町で、同31日に同県郡山市と東京都内でそれぞれ開くことも決めた。
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