10月4日から、生理学・医学賞を皮切りに2021年のノーベル賞の発表が始まりました。本日夕刻には、物理学賞の受賞者が発表されます。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で「前年に人類に最大の利益をもたらした者」に対する第1回の表彰が行われたのが1901年。物理学分野では、X線の発見に功績をあげたレントゲンに対して授与されました。それから、今年は120年目となります。その間、天体物理学や宇宙物理学に関連する研究業績も、いくつも表彰されてきました。ここでは、特に天体や宇宙現象に対する観測・理論研究に与えられたノーベル物理学賞を通して、20世紀から21世紀初頭までの天文学の歩みを見てみましょう。
![ノーベル物理学賞と天文学の120年|国立天文台(NAOJ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cc9075f316429fd82c94f5b266c362f9cea81e71/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nao.ac.jp%2Fcontents%2Fnews%2Fblog%2F2021%2F20211005-nobel-prize-ogp.jpg)