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ブックマーク / www.nao.ac.jp (9)

  • ノーベル物理学賞と天文学の120年|国立天文台(NAOJ)

    10月4日から、生理学・医学賞を皮切りに2021年のノーベル賞の発表が始まりました。日夕刻には、物理学賞の受賞者が発表されます。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で「前年に人類に最大の利益をもたらした者」に対する第1回の表彰が行われたのが1901年。物理学分野では、X線の発見に功績をあげたレントゲンに対して授与されました。それから、今年は120年目となります。その間、天体物理学や宇宙物理学に関連する研究業績も、いくつも表彰されてきました。ここでは、特に天体や宇宙現象に対する観測・理論研究に与えられたノーベル物理学賞を通して、20世紀から21世紀初頭までの天文学の歩みを見てみましょう。

    ノーベル物理学賞と天文学の120年|国立天文台(NAOJ)
  • 東方最大離角を迎えた水星|国立天文台(NAOJ)

    [左]2021年5月14日、日の入り後の月と水星(矢印の先)。[右]左の風景から月と水星部分をトリミングしたもの。この時の水星は0.1等で輝いているが、日暮(ひぐれ)を過ぎたばかりの空の明るさと大気のかすみの中で非常に淡く写っている。(クレジット:内藤誠一郎) 画像(5.9MB) 2021年5月14日19時20分頃に撮影した写真です。月齢2.6の三日月が見えています。新月の直後、まだ明るい空に糸のような細さで見える月には、「繊月(せんげつ)」という呼称もありました。 その右側(北寄り)のやや低いところに、かすかに光る点が写っています。水星です。この日の空はかなりかすんでいて、肉眼で気づくのは難しい状況でした。 水星は、明け方や夕方の時間帯に低い高度でしか見ることができません。17日に水星が東方最大離角を迎えたこの5月は、高度が高く、2021年で最も観察しやすい時期になっています。早くも梅雨

    東方最大離角を迎えた水星|国立天文台(NAOJ)
  • 通信衛星群による天文観測への悪影響についての懸念表明|国立天文台(NAOJ)

    現代社会では通信衛星や放送衛星によって、私たちは豊かな生活を送ることができます。衛星放送番組を日中で楽しんだり、米国のGPS(全地球測位システム)や日のQZSS(準天頂衛星システム「みちびき」)からの信号を携帯電話で受信することにより、自分の位置を正確に知ることができるのは、その例です。 一方、これらの衛星は太陽光を反射するため、天文研究用の可視・赤外線望遠鏡では「人工の星」として認識されます。さらに衛星と地上間の通信電波が、電波天文観測に影響を与えることもあります。このような状況から、国立天文台は天文観測環境を維持・保護するための活動を進めており、2019年4月1日に「周波数資源保護室」を設立したところです。 2019年5月24日、米国スペースX社は衛星通信によって世界中にインターネット接続サービスを提供するためのスターリンク(Starlink)衛星群の打ち上げを始めました。第1回目

    通信衛星群による天文観測への悪影響についての懸念表明|国立天文台(NAOJ)
  • 史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る|国立天文台(NAOJ)

    研究成果 2019年4月10日 史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る イベント・ホライズン・テレスコープで撮影された、銀河M87中心の巨大ブラックホールシャドウ。リング状の明るい部分の大きさはおよそ42マイクロ秒角であり、月面に置いた野球のボールを地球から見た時の大きさに相当します。(Credit: EHT Collaboration) 画像(643KB) イベント・ホライズン・テレスコープは、地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクトであり、ブラックホールの画像を撮影することを目標としています。2019年4月10日、研究チームは世界6か所で同時に行われた記者会見において、巨大ブラックホールとその影の存在を初めて画像で直接証明することに成功したことを発表しました。 この成果は、アメリカの天文学専門誌『ア

    史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る|国立天文台(NAOJ)
  • 偏光観測が明らかにした近地球小惑星フェートンの素顔|国立天文台(NAOJ)

    小惑星フェートンの偏光観測。観測は北海道で実施された。フェートンには、探査機による観測が計画されている。 画像(2.7MB) 地球に近づく活動的小惑星フェートンを偏光観測したところ、この天体の表面で反射した光がとても大きな偏光度を示すことがわかりました。この特徴は、フェートンの表面にある粒のサイズが大きいと考えると説明できますが、他の原因も考えられます。日の探査機がフェートンを観測する計画(2022年打ち上げ予定)も進められており、今回提起されたものを含め、この天体の謎の解明が期待されます。 小惑星フェートン((3200)Phaethon、ファエトンとも呼ばれる)は、彗星に似た特異な軌道を持つ小惑星で、地球に近づくこともあります。ふたご座流星群のもととなるチリを供給した天体と推定されていること、また太陽に近づく時期には少量の物質を放出していることなどから、フェートンは彗星に近い性質を持つ

    偏光観測が明らかにした近地球小惑星フェートンの素顔|国立天文台(NAOJ)
  • 伝統的七夕について教えて | 国立天文台(NAOJ)

    太陰太陽暦にもとづく七夕を「伝統的七夕」と呼んでいます。 もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦ではなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました。これは、月齢およそ6の月が南西の空に輝く夏の夜になります。現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか星も見られません。そこで国立天文台では2001年から「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました。 太陰太陽暦は、明治6年に現在の暦が採用されるよりも前の暦で、現在は公には使われていません。このため、伝統的七夕の日は、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。 二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。 伝統的七夕の日一覧 2030年までの伝統的七夕の日は

    伝統的七夕について教えて | 国立天文台(NAOJ)
  • 流星群の和名について

    2009年8月、国際天文学連合(IAU)の総会において、64の流星群の公式名称を確定しました。また、今後の名称付与の方法についても決定しました。これに伴って、これらの流星群について、一定のルールにて和名を設定しました。 その後、2012年8月の国際天文学連合総会では31の流星群を追加しました。2015年8月には18の流星群を追加するとともに1つの流星群を削除し、確定した流星群の数は112になりました。 2016年2月には1つの流星群を追加するとともに2015年8月に追加された流星群のうちの1つを削除しました。2022年8月には2つの流星群を削除(うち1つは2012年8月に追加したもの)しました。 これまで流星群名には、放射点の位置を示す星座名(例:オリオン座流星群など)や、その付近の恒星名(例:みずがめ座η流星群など)が用いられてきました。その一方で、母天体の彗星に由来する名称(例:ジャコ

  • 七夕について教えて | 国立天文台(NAOJ)

    七夕(たなばた)伝説は、昔の中国で生まれました。 天空でいちばんえらい神様「天帝(てんてい)」には、「織女(しょくじょ)」という娘がいました。織女は神様たちの着物の布を織る仕事をしており、天の川のほとりで毎日熱心に機(はた)を織っていました。遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚しました。 結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。織女が機を織らなくなったので、神様たちの着物はすりきれてぼろぼろになり、牽牛が牛の世話をしなくなったので、牛はやせ細り、病気になってしまいました。 これに怒った天帝は、二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。しかし、二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事になりません。かわいそうに思った天帝は、二人が毎日まじめに働くなら、年に1

    七夕について教えて | 国立天文台(NAOJ)
    ib700
    ib700 2012/07/07
    もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦ではなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました(中略)そこで国立天文台では2001年から「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました
  • 平成24年(2012)暦要項 国民の祝日 - 国立天文台暦計算室

    ib700
    ib700 2011/02/01
    2012年の暦。
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