(CNN) ロシアがスパイ船と疑われる船団を使って、スカンジナビア地方の海域で活動していることが分かった。潜在的な破壊工作プログラムの一環で、海底ケーブルや風力発電基地を標的にしているとみられる。スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの放送局による合同調査で明らかになった。 これらの放送局はデータ分析や無線通信の傍受、情報筋を活用し、50隻前後の船舶が過去10年にわたりどのようにして情報収集を行っていたかを突き止めた。具体的には水中監視装置を使って、破壊工作の対象になり得る重要地点を割り出していたという。ノルウェーとスウェーデンの放送局が明らかにした。 ロシアの船舶は軍事訓練のための海域や重要な石油・ガス田、小規模の空港、深水埠頭(ふとう)の他、ノルウェー軍にとって重要な複数の戦略拠点も通過していたという。また北大西洋条約機構(NATO)の演習を突如(とつじょ)追跡するような動