サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は29日、成績不振を理由にミゲルアンヘル・ロティーナ監督(65)との契約を解除したと発表した。神戸は18試合を終えて2勝5分け11敗(勝ち点11)で最下位に沈んでいた。監督交代は暫定体制を含めて今季3度目。後任には元神戸監督で強化部の吉田孝行氏(45)が3年ぶりに復帰する。 スペイン出身のロティーナ氏は4月8日に就任。守備を立て直し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で決勝トーナメント進出に導いたが、リーグでは2勝1分け6敗と低迷から抜け出せなかった。ロティーナ氏は「チームの悪い流れを変えることができず申し訳ない。偉大なクラブの歴史に加わるチャンスをもらえたことを感謝したい」などとコメントした。 兵庫県川西市出身の吉田新監督は、滝川第二高からプロ入り。現役引退後は2度にわたって神戸を率いた。吉田氏は「苦しい中だからこそ、一致団結して難局に立ち