京都府亀岡市の球技スタジアムの建設予定地に生息する国の天然記念物の淡水魚「アユモドキ」がスタジアム建設によって絶滅する恐れがあることが、日本魚類学会(木村清志会長、約1300人)への取材で分かった。同学会や日本生態学会近畿地区会などは近く、事業主の同府と市に計画の白紙撤回を求める要望書を提出する。誘致した市は予定地に人工の生息域を設ける予定だが、魚類学会は「効果が期待できない」と指摘している。 アユモドキは現在、国内で同所と岡山県内2カ所の計3カ所でしか生息が確認されておらず、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧1A類」(絶滅の危険性が極めて高い)に分類されている。 スタジアムはサッカーJリーグの試合が可能な2万5000人規模で、建設費110億円を見込み、14年着工、16年ごろ完成を目指す。予定地はJR亀岡駅北約250メートルの水田12・8ヘクタール。同学会によると、南に隣接する曽我谷川
![京都・亀岡の新スタジアム建設で天然記念物アユモドキに絶滅の恐れ?毎日新聞報じる :](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/892fa1e69a51a08ef737e4320d2859c480297c6d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.domesoccer.jp%2Fapp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F08%2F2b4a066a-s.jpg)