■小山駅-東光高岳間 小山市で、次世代型路面電車(LRT)などの「新交通システム」を導入しようという動きが本格化している。市は7月、公共交通全体のあり方を考える協議会を設置する。市内を走る既存の貨物線路活用を検討する形で、LRTや蓄電池電車の運行についての本格議論をスタートさせる。(原川真太郎) ◇ 活用が検討されているのは、JR小山駅から北東に延びる貨物線路「高岳(たかおか)専用線」。電器機械メーカー、東光高岳の小山事業所(同市中久喜)で製造した大型変圧器を運搬するディーゼル機関車が年10回程度走るが、普段はほとんど利用されていない。 市は昨年度、市議や執行部で構成する高岳専用線の活用策を考える「新交通システムの導入に向けた勉強会」を計3回開催し、事業の素案をまとめた。 これによると、総延長は周辺に工場や住宅地などがあるJR小山駅-東光高岳間の約4・8