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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (31)

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20100113

  • 脳みそのふしぎ - 空中キャンプ

    massunnk
    massunnk 2009/08/29
    「自分の脳みそなのに、自分でもアクセスできない領域があるというのがもどかしく、わけがわからなくて実にいいのである」
  • 『トライアングル』/Perfume - 空中キャンプ

    かしゆか&ザ・ファミリーストーン新譜。さらにファンク色を濃く、ディープにうねるサウンドへと進化した楽曲の数々はすばらしく、ワウ・ギター、リズムボックス、ハンドクラップ等で構成される前のめりのビートに圧倒されました。きっと十年後もターンテーブルにのせられ、プレイしつづけられるソウルクラシックスであると感じました。 ふざけるのはやめて感想を書くと、とてもクオリティの高い一枚でたのしく聴けました。どの楽曲もシンセ音が気持ちよくて、それだけで感心してしまう。ベースの音だとおもっていた低音が、いきなり音色をブゥイーンと変化させながらえらくかっこいい鳴り方をしてみたり、ボーカルが(機械で)どんどんピッチをずらして高域に向かっていったりと、音の遊びがあらゆるところに準備されていて、飽きることがない。へーこれすごいな、とおもいながら聴きました。 わたしは Perfume に、アイドルグループとしてのキュー

  • 変なおじさんだから - 空中キャンプ

    あらためて、志村けんのコント「変なおじさん」を見てみると、それはずいぶんふしぎな展開のしかたをすることに気がつく。なにしろ前ふりが長いし、そのわりにはオチがあっさりしすぎている。たとえば、4分30秒のコントのうち、変なおじさんがせりふをいったり、踊ったりする時間は、15秒ていどしかない。その奇妙なバランスが解せないのだ。 くわえて、そのせりふや踊りというのも、何年ものあいだいっさい変えられていない。変なおじさんは、与えられたほんの15秒ていどのあいだに、毎回まったく同じせりふをいって、同じ踊りをする。変なおじさんは、自らの言葉で独立した思想を語ることを禁じられた、なんらかの象徴、アイコンのような存在だ。なぜ志村けんはここまでがまんできるのだろうとわたしはおもう。たいていの場合われわれは、言葉によってストーリーを前進させる欲求、キャラクターが物語を牽引する快楽に抗えない。変なおじさんになにか

  • 『おっぱいバレー』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。 今はただ、信じられないことが起こった、としか言いようがありません。

    massunnk
    massunnk 2009/04/19
    これは新しいw
  • 飲み会でとなりに座った女の子 - 空中キャンプ

    エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明さんは、飲み会でとなりに座った女の子に自慢できるアニメを作りたい、という気持ちで『エヴァ』を作ったという。とてもいい話である。わたしはこのエピソードがすきだ。なんだか元気がでてくる。この話を聞いて、「そんな低次元の目標のために表現をするのか」「誰にどうおもわれようと関係ないのではないか」などと反対意見を述べるのは、さみしいことだとわたしはおもう。 それまでの庵野さんは、自分がアニメ制作者であることを恥じ、たまたまどこかの飲み会に参加したときに職業を訊かれたりすると、会社員ですなどとごまかしていた。このままではいけない。友だちに呼ばれた飲み会で、ぐうぜんとなりの席に座った、CLASSYを読んでそうなコンサバOL(26歳)にもちゃんと説明できて、なおかつ「見たらぜったいおもしろいから、今度見てね!」と胸をはっていえるアニメを作る。それが庵野さんの目標だっ

  • 映画『おっぱいバレー』の結末を提案します! - 空中キャンプ

    まもなく公開される、綾瀬はるか主演の映画『おっぱいバレー』。試合に勝ったらおっぱいを見せてあげるという約束で、バレーボール部顧問の綾瀬はるかが中学生をがんばらせるという内容である。とはいえ、わたしたちもいい大人。現実をまっとうに認識する能力がいささかなりとも備わっていれば、もちろん、綾瀬はるかがこの映画で、ほんとうに観客におっぱいを見せるようなことは起こらないと理解できます。あたりまえである。見せるわけがない。 では、われわれをきちんと納得させるエンディングがあるとすればどのようなものなのかについて考えてみたい。わたしはこの映画の原作となる小説を読んでいないので、どのような結末が準備されているのかはわからないのですが、この映画の結末には、ふたつのエンディングが考えられます。すなわち── 試合に勝った生徒たちにおっぱいを見せる 試合に負けたのでおっぱいは見せない のいずれかであり、今回は1の

    映画『おっぱいバレー』の結末を提案します! - 空中キャンプ
  • 『イレイザーヘッド デジタルリマスター版』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。77年のデビッド・リンチ長編デビュー作。はじめて映画館で見ました。製作に五年かけたという粘りづよさもすごいし、五年間ずっとこの映画に取り組んだという姿勢もえらい。五年間これやってたのかという。部屋のラジエーター内に謎の女の子が住んでいて、子どもがえーんえーんと泣く話。 細野晴臣が、音楽製作について語っているなかで興味ぶかかったのは、彼は自分がレコーディングした曲を聴きながら、しだいに、ほんとうにこれでいいのか、ひょっとして今自分が録音している音楽はとてつもなくかっこわるいものなのではないか、と不安になるということである。そういうとき、細野は最初に自分がいいとおもったこと、そのインスピレーションのみを信用して、製作をつづけるのだという。これは表現をする者にとってはとても重要だと感じた。つまりなにかを作るということは、拠りどころとなる強固な信念をいかに有しているか、という資質の問題で

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    massunnk 2009/03/04
    「そういうとき、細野は最初に自分がいいとおもったこと、そのインスピレーションのみを信用して、製作をつづけるのだという。これは表現をする者にとってはとても重要だと感じた」
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20090115

    massunnk
    massunnk 2009/01/19
    水道水を飲むライフハック
  • 『ラースと、その彼女』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。すばらしい!! ちょうさいこう! 震えるくらい感動しました。これ、すごいです。ほんとうにいい映画。いっけんトリッキーな題材を扱いながら、ストーリーにはみごとなふくらみがあり、孤独、コミュニケーション、他者といったテーマを豊かに描きつつ、エンディングには胸が高鳴るようなポジティブさが溢れている。後半はどうしても涙が止まりませんでした。 あらすじは、閉じこもり気味のおとなしい青年ラースが主人公であり、彼がある日兄夫婦にガールフレンドを紹介するのだが、それがネット通販で買った等身大のリアルドールだった、というもの。彼を診察した精神科医からのアドバイスは「ラースの物語を否定せず、共有してあげること」であり、兄夫婦、会社の同僚、そして周囲のコミュニティは、ラースと彼の恋人ビアンカという妄想を受け入れ、演技をしはじめる。 前半はコメディとして成立していて、リアルドールを連れて歩く青年と、その

    『ラースと、その彼女』を見たゼ! - 空中キャンプ
    massunnk
    massunnk 2008/12/21
    「同じ物語を共有していく周囲のコミュニティが、演技からはじまった関係のなかにほんとうのコミュニケーションを発見してしまう、という展開にはただただ驚くしかない。うそからでたまこと」
  • 沈殿する言葉 - 空中キャンプ

    長い小説を読み終えて、をぱたんと閉じる瞬間というのは、実に気持ちのいいものである。これほど、達成感という言葉がしっくりくるものもない。それがおもしろいであれば「ああ、読んでよかった」とうれしくなるし、今ひとつ自分の趣味にあわなかったとしても、ふくらはぎを痛めながらもかろうじて完走したマラソンランナーのように「それでも最後まで読み通した」と自分を誇ることができる。 ここでむずかしいのは、世間的には名作と称される古典の長編小説に手をだし、じっさいに読んでみるとまったくわけがわからず、心が折れかかっているようなときである。がんばって読み通すか、おもいきってあきらめるか、という選択をせまられることになる。名作というからには、きっとそれなりの意味あいがある小説なのだろうけれど、なにがおもしろいのかさっぱり、というような場合、しだいにのタイトルを見ただけで悲しくなってくる、といった事態にもなりか

    massunnk
    massunnk 2008/11/22
    無意識ですね、わかります。
  • 『リダクテッド 真実の価値』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。ブライアン・デ・パルマ新作。フェイク・ドキュメンタリーの形式で描かれる、アメリカのイラク派兵問題。おもしろい手法だとおもった。粗い画像のビデオカメラや監視カメラ等、ふしぎなリアリティをかきたてる。興味ぶかく見れました。 最初は、スラヴォイ・ジジェクのいう「○○抜きの○○」について考えていた。これはどういう意味かというと、カフェイン抜きのコーヒーとか、アルコール抜きのビール、ダイエットコークといった嗜好品が増えてきていて、そこでは巧妙に現実が遮断されていると。その延長に「戦死者抜きの戦争」というものがでてきた。戦争はしたいけど、戦死者がでるのは精神的に耐えがたい。そこで、遠くからボタンひとつでポンと攻撃して、(自国の)戦死者のでない戦争をおこなうことが可能になる。今アメリカはそういうタイプの戦争をしていると、ジジェクは、あのひげのおっさんはいっています。 では、われわれは現実から逃

    massunnk
    massunnk 2008/11/05
    現実への逃避
  • 『恋と股間』/杉作J太郎 - 空中キャンプ

    massunnk
    massunnk 2008/10/28
    「人生において『いいこと』が起きるほうがもう、どうかしていますよ」「エロ本のセレクトは、最大限露出していてもまずは水着着衣のものから」
  • 『母は娘の人生を支配する』/斎藤環 - 空中キャンプ

    精神科医である斎藤環が、今年の五月に出した新刊(NHKブックス)。斎藤は、ひきこもりの治療や、精神科医の仕事についてのをいくつか著しているのだが、その中で「母親と娘が密着しているパターンがいちばんむずかしい。これだけはなかなか治療が進まない」ということを何度か書いていた。母親と娘の関係性、女性特有の身体感覚や、母性の強迫といった問題は、男であるわたしには理解することが困難だが、このを読んであるていどのイメージをつかむことができた。それだけでも、とてもよかったとおもう。 母親と娘が、どこまでも果てしなく一体化していく、おたがいの精神や肉体をほとんど共有してしまうくらいにつながっていくということが起こる。そこで発生した、きわめて複雑にからみあった依存の関係が、おたがいを閉じ込め、愛憎の激しさゆえに双方を苦しめるのだが、どうしてもそこから逃げだすことができないという循環。斎藤は、こうした状態

    massunnk
    massunnk 2008/10/21
    母娘関係がかくも複雑とは、って気づける1冊
  • 「JUNO」を見たゼ! - 空中キャンプ

    massunnk
    massunnk 2008/06/16
    今日見に行く予定。/よかった!確かにあそこの字幕の訳はもったいない!オヤジさんのキャラクターが!
  • 空中キャンプ - スラヴォイ・ジジェクの映画教室

    massunnk
    massunnk 2007/10/06
    いやージジェク先生、快調ですな「しかし、すごい顔です。学者というより、木こりみたいですね」たしかにw
  • 空中キャンプ - 2007-09-15 ■怒りながら笑う人

    わたしは、怒りの感情が弱い。喜怒哀楽と感情あるなかで、怒のバランスがかなり低いのである。もちろん、頭にくることはしょっちゅうあるのだが、怒りがうまく持続しないし、なんだか途中からは疲れてきちゃって、わりとどうでもよくなって寝てしまう。だから、ものごとに取り組むさいの動機づけとして、怒りをうまく利用できない。「ちくしょー、頭にきたぞ。こうなったら、誰にもまねできないような、なにかすごいことやってやる」という気持ちで、ものごとへ向かうことができない。 負の感情を動機づけにする、というのは、もちろんわるいことではない。ヒップホップがその代表例だ。生まれた環境や差別、貧困などの経験を、表現に昇華させる。かかる表現が広く受け入れられたのは、やはりそれがリアルだったからで、怒りをきちんと表現の域にまで持っていけた人たちもたくさんいる。しかし、正直なところわたしは、「怒ってるラップ」にそれほどなじめなか

    massunnk
    massunnk 2007/09/16
    笑いながら怒る人だったらこれだよな>http://www.youtube.com/watch?v=mxV-Kod4WsU
  • あらたなる声明 - 空中キャンプ

    「あのさー、もうすぐ声明だすことになったから」と、彼はいった。世田谷区のせまい1Kアパート。オリジンのバランス弁当をおいしそうべながら、かたわらに置いた2Lペットボトルの烏龍茶を、直で飲んでいる。彼と一緒に暮らしはじめて二年。すっかり日にもなじんでしまった。「俺、日人に生まれたらよかったな。日、ごはんうまいし、女の子かわいいしさ。男は、サウジアラビアの方がイケてるとおもうけど。サウジアラビアって服とかカッコわるいしねー。俺も学生服着たかったよ。そいで学生服デートするの。あはは」。僕は、声明のことが気になっていた。 「ちょっと、声明ってなに」と僕は訊いた。二年前、彼を居候させる条件はふたつあった。ひげを剃ること。そしてテロをやめること。タフな交渉の末に、彼はひげを剃り、テロをやめると約束した。じっさい、今の彼はテロとは無縁の生活を送っていた。ふたりでタイフェスティバルにいってグリー

  • 2007-07-18 - 空中キャンプ

    わたしが子どものころ、家の近所に馬小屋があった。わりと田舎だったのである。そこには馬が走り回れる場所もあって、学校から帰ってくると、馬がぽくぽく歩いている光景が見えた。今にしてみれば、ずいぶん牧歌的だった。しかしなにより記憶にあるのは、その馬小屋がとても臭かったことだ。近くを通ると、馬糞や藁の入り混じった匂いがぷんとした。「動物って匂うんだな」と感じたことを覚えている。かんがえてみると、家から学校までの道のりには、「なんだか臭い場所」がけっこうあった。団地の裏とか、地下通路だとか、用水路のとなりなんかを歩くと、よくわからない、へんな匂いがしたものだし、子どものわたしはそれを特におかしいともおもっていなかった。「外にでると、けっこう臭いものだ」とごく自然にとらえていた。 わたしは東京に住んでいますが、今、外を歩いていて「臭い」と感じることはまずなくなった。臭い場所なんてもうないのである。どこ

  • 空中キャンプ - えー、わかんないけど。風習?