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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (20)

  • 「やりたいことと」と「やれること」: たけくまメモ

    以下は、6月26日のエントリ「大学で『教授編集者』をやるということ」のコメント欄で、「微老なお年頃」さんが書かれたコメント(30日)に対する俺のレスです。長くなったので、独立したエントリにしました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >微老なお年頃さん 学生にとって、確かに将来の予測がつかない不安は大きいです。しかし一番の問題は、自分があこがれている「将来なりたい自分」と「自分が実際にできること(自分の能力・向き不向き)」が一致することは滅多にないのに、そこが見えてないことだと思うんです。 もちろん「やりたいこと」と「やれること」が一致すればこれほど幸せなことはないのだけれど、一致しないから多くの人が苦しんでいる。しかも「努力」することで「やりたいこと」に近づくことができる

    massunnk
    massunnk 2010/07/01
    「自分が興味を抱いている世界であっても、さまざまな仕事があるわけなので、将来を考える学生は業界全体の構造をもっと知るべきだし、業界自体も、そうした裏方的な仕事の重要性と「おもしろさ」を、もっと積極的に
  • 学生にお金を払う大学: たけくまメモ

    先日Twitterで、現代美術家の村上隆氏が、大学准教授でマンガ評論家の伊藤剛氏と、「最近の大学生」をめぐって議論していました。ちょっとタイムラインの彼方に消えてしまっていて引用するのが大変なのでしませんが、俺の記憶で書かせてもらうと、村上氏が「最近の大学生は自主性がなく、社会常識が乏しくて、仕事を頼もうとしても使い物にならない」みたいなことを言ってて、伊藤くんが「自分の学生時代を振り返ってもこんなものだった。」と反論(?)をされていたところに、俺が横から割り込んで、しばらく俺と村上さんとで議論になったことがありました。その部分の俺のツィートを、少しだけ引用してみます。 ◆ ●@takashipom @goito 村上隆氏のツィートに伊藤剛君が返信する形で教育論議が続いている。村上さんは「今の大学生は社会常識がなっていない」と嘆き、伊藤君は「自分の若い頃を思い返せばこんなものだ」と返すのだ

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    massunnk 2010/06/23
  • 今後はTwitterに力を入れることにします。: たけくまメモ

    いつも「たけくまメモ」をご愛読いただきましてありがとうございます。日は読者の皆様に報告があります。日以降、俺はTwitterにネット活動の主軸を移すつもりです。もちろん「たけくまメモ」を止めるつもりはありません。ただブログの更新頻度が週1~2度程度に落ちるかもしれないということです。ネタがあるときはこの限りではありません。 2004年12月に「たけくまメモ」を開設して以来5年半、ほぼ2日に一回のペースで更新してきました。昨年11月にTwitterを始めましたが、長文派の俺としては140字制限になかなか馴染むことができず、「やはり俺はブログがいい」ということを公言していました。しかし、2つの理由で、今後はTwitterをベースにしたほうがよいと考えるに至りました。 (理由1) ネットの主流がブログやSNSからTwitterに移行している。 これは、昨年からの「たけくまメモ」のアクセス解析

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    massunnk 2010/06/01
  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

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    massunnk 2010/01/30
  • 俺と萌え(番外2)斉藤環氏とのやりとり: たけくまメモ

    2月26日に「俺と萌え(番外)萌えとフェチは違う?」でちょこっと触れた斎藤環氏の発言に関し、俺が若干誤解したまま書いてしまった部分があり、それに対し翌27日、俺のmixi日記のコメント欄で氏から「真意の説明」がありました。 いまさら解説するまでもないでしょうが、斎藤環氏は『社会的ひきこもり』(PHP研究所)などの著作で著名な精神科医であります。またラカン派心理学者の立場から、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版)『博士の奇妙な思春期』(日評論社)『フレーム憑き』(青土社)などでマンガやアニメにおける「おたくと萌え」の問題に対し自説を積極的に発表されている論客であり、俺と同世代の友人であり、そして立派な「おたくオタク」(オタクに対してオタク的に追求する、ある意味典型的なオタク)でもあります(笑)。 医学者としての氏が「オタク」に注目した理由は、臨床の現場で日々「ひきこもり」の人たちと接するう

  • 今月23日、明治大学でマンガ研究をめぐるシンポジウム: たけくまメモ

    えー、実はもう来週の水曜日なんですが、12月23日午後1時半から、お茶の水の明治大学リバティホールで、フランスのマンガ研究家ティエリ・グルンステン氏を招いたシンポジウムが開かれます。当日はグルンステン氏の他、明治大学の高山宏教授、作家で博物学者の荒俣宏さん、マンガ評論家で東京工芸大准教授の伊藤剛氏、俺、が壇上に上がって「マンガ文法」をめぐるディスカッションを行います。 このシンポジウムは、グルンステン氏の『マンガのシステム』(青土社)の日語訳出版を記念して開かれるものです。 近年は日でも夏目房之介氏の一連のマンガ論や、伊藤剛氏の『テヅカ・イズ・デッド』(NTT出版)などによりマンガ研究の一分野として「マンガ表現論」が確立した感がありますが、フランスでは早くから芸術研究の一環として「BD(バンド・デシネ。フランスでのマンガの名称)研究」が盛んであり、グルンステン氏はその第一人者です。明治

  • 米沢嘉博記念図書館と明治大学の野望: たけくまメモ

    かねてより噂されていました、明治大学が設立する「米沢嘉博記念図書館」の公式サイトがオープンしましたのでお知らせします。(今回はウェブサイトのオープンであって、図書館そのものは今年の夏に開館予定です) http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/index.html ↑米沢嘉博記念図書館TOP 2006年に惜しくも逝去された故・米沢嘉博氏の業績(マンガ評論・コミケット代表等)を記念し、明大OBでもある米沢氏が生前に蒐集した段ボール数千箱とも言われる膨大なマンガ・サブカルチャー書籍を中心に、現代マンガ図書館等の協力も仰いだ日有数のマンガ図書館として明治大学が正式に設立するものです。 これに先駆けて2008年に明治大学は、マンガとサブカルチャー研究をその中心に据えた国際日学部を開設し、マンガ評論家の藤由香里氏・建築学者でオタク・秋葉原研究家の森川嘉一

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    massunnk 2009/03/14
    明治大学やるなー
  • ようやく「大日本人」見たけども: たけくまメモ

    こないだ見そびれた松人志の『大日人』、今日多摩美の帰りに橋のシネコンでようやく見ました。しかし感想の書きにくい映画だなあ。松もインタビューで「どういう映画か内容が言いづらいんですよ」と言ってたけど、ホントその通りでしたね。 駄作とも傑作ともいえない。かといって凡作でもない。なんとも言えない。その意味ではこんな映画見たのって初めてであります。ダウンタウンの漫才やしゃべくりを見ているこっちとしては、100%ピュアモルツな「松人志の世界」に違いなく、その意味での完成度はとても高かったと思います。 ただ、えんえんと続く「ボケ」の映像を見ているうちに、「浜田はどこにおる?」と思ってしまったのも事実。これまで、あまり浜ちゃんのことを面白いと思ってなかったんだけど、松のボケは、浜田のツッコミがあって初めて生きるのだなあ、という事実を思い知らされました。 なんというか、ボケとして隙がなさすぎ。

  • たけくまメモ : 中森明夫「おたくの研究」をめぐって(2)

    中森明夫氏の才能というのは、ある漠然とした状況をひとつの言葉で切り取って提示する「フレーミング力」にあると俺は思うわけです。つまり一種の広告代理店的な能力で、そこは天才的なものがあると思いました。俺は「おたくの研究」をリアルタイムで読んでいるんですけど、「うまいこと言うなあ!」とヒザを打ちましたよ。自分を棚にあげて。 ちなみに、俺の周囲の「おたく」では、中森君が書いた内容に気で怒った人は、ちょっといなかったですね(※)。キツイジョークだとは思ったけど。だいたい中森氏自身が、外見を含めて見るからに「おたく」だったわけですよ。彼はアニメではなくアイドルマニア出身で、だいたいペンネームからしてそっち方面丸出しじゃないですか。 それから、俺はちっとも覚えてないんだけど、古い友人である桜玉吉と初めて会ったとき(1979年)、俺が玉吉に「おたくさあ」って呼びかけたらしいんですよ。それが第一声だったら

  • 『パプリカ』2回目観てきた: たけくまメモ

    こないだの月曜、新宿で『パプリカ』観てきたんですが、すぐに感想が書けませんでした。 それで今日、二回目観たのですけど、ちょっとこれ原作読まねば…という気分に。それで、今読んでいるのです(映画館のロビーで原作も売ってた)。「映画と原作は別物」と普段考えている俺にしては、珍しいことです。 いや映画は、嫌いではないんですよ。むしろ好きだと言ってもいい。ただ引っかかる点があって、手放しで誉める気持ちになれないのです。そういう場合、俺は無視することが多いのだけれど、それもできないという奇妙な感覚。 かなり好きな映画で、傑作という言葉が喉元まで出かかっているのですが、それにしては「引っかかる」ことがいろいろあって、言葉にできない。もう少し考えてから、感想書きます。明日は締め切りが一個あるので、しばらくお待ちを。 それはそうと、原作読むの実は初めてなんだけど、さすがに面白いね。昔は熱心な筒井読者でしたか

  • ガビーン!ラジオの放送が: たけくまメモ

    こないだお知らせしたTBSラジオの俺の番組なんですが、第1回は10月4日(水)夜7時半ごろでフィックスなんですけど、さきほどディレクター鳥山氏から連絡があり、なんと! 第2回から第4回まで野球中継等ですべて放送中止になることが判明しました! なんじゃそりゃあ! と叫びたいところですが、ポッドキャストでのネット放送は、予定通り行われるそうです。どうせこのブログ読んでいる人の大多数はネットで聴くでしょうから、別に問題ないと言えば問題ない。 ↓鳥山さんからのメールです > 先日は収録お疲れさまでした。 > > 無事編集も済み、あとはオンエア日を待つのみ・・・と思っていたら! > プロ野球のプレーオフ、日シリーズの日程が発表されてみると > 第2回、第3回、第4回の放送が無くなることが決まってしまいました。 > > 大変申し訳ございません。 > > 第2回目(10月11日)はパ・リーグのプレーオ

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    massunnk 2006/09/30
    「ガビーン」てひさびさに聞いたな
  • 【業務連絡】「たけくまラジオ」が始まります: たけくまメモ

    えー、もうラジオでは告知が始まっているようで、すでにご存じの方もいらっしゃるみたいですが、来月10月4日(水)午後7時半ごろから、TBSラジオにて俺がパーソナリティを勤める「たけくまラジオ」が始まります。 平日午後7時から放送する「あべこうじのポッドキャスト番長」という番組内のワンコーナーで、俺は毎週水曜日に登場。番組名からもおわかりのように、ポッドキャストとの完全連動企画で、番組放送直後に完全版がインターネットからダウンロードできます。詳しいURLについてはまだ聞いてないので、判明しだいお知らせします。 http://www.tbs.co.jp/radio/ ↑TBSラジオ公式 http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/200609/graph/22_2/ ↑ポッドキャスト番長についての報道記事 実は昨日、第一回から四回までをま

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    massunnk 2006/09/24
  • 【談話室たけくま】「著作権の過激派」白田秀彰氏の巻: たけくまメモ

    え~、この6月30日に日経BP社「NBオンライン」で連載が開始された「談話室たけくま」なんですけど、ようやく第二回がアップされました(連載は今のところ不定期掲載です)。今回の対談のお相手は先日『インターネットの法と慣習』(ソフトバンク新書)という、ユニークな法律書を上梓された白田秀彰先生であります。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060904/109190/?P=1 ↑談話室たけくま(1)「日の著作権法は鹿鳴館である」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060905/109266/ ↑談話室たけくま(2)「著作権で既得権益の保護、大いに結構」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060906/10934

  • インディーズアニメ進化論: たけくまメモ

    実はこないだ8月31日に、お茶の水にあるデジタルハリウッド東京校で「インディーズアニメ進化論」というトークイベントが行われました。俺もゲストで登壇したのですが、『サルまん』イベントがらみでゴタゴタしてうっかり書くのが遅れてしまった次第。 当日デジカメも持って行き忘れたし、どうしようかなあと思っていたら、「アニメ!アニメ!」さんがうまくまとまったレポートをブログに掲載してくださいました。ちょっと横着してリンクを貼らせていただきます。 http://animeanime.jp/report/archives/2006/09/post_38.html ↑アニメ!アニメ!より 当日はだいたい上の通りだったんですが、俺としては「たけくまメモ」その他で書いてきた持論を述べたにすぎません。 ただ文中の俺の発言「日最大の特徴であるリミテッドアニメーション」という言葉についてなんですが、もちろんこう発言

  • スク水で写真を撮ってきました: たけくまメモ

    正式な公開は8月の25日ですので完全にフライング発表ですが、日生まれて初めてスク水(スクール水着)で写真を撮って参りました。まあ、隣に相原君もいるので察しはつくでしょうがあえて何も書きませんので皆さんも詮索しないでください。25日にはすべてが判明するはずです(ただし、スク水写真は使わないかもしれない。その場合はレアですよコレ)。 ここ3年くらいで異様に腹が出てしまいスク水なのか何なのかわからないのが難点です。ネコ耳も付けてるんですが、これもなんだかよくわかりませんです。 ちなみに『サルまん』の発売は8月28日ですが、翌29日は俺の46歳の誕生日です。ああ忙しい。

    massunnk
    massunnk 2006/07/31
    吹いた
  • 「ローマの休日」における著作権者敗訴について: たけくまメモ

    ホントはもっと早く取り上げるべきでしたが、ニュースが流れたのがちょうどココログのメンテ中だったので、タイミング悪いですが今取り上げます。 皆さん報道等でご存じの通り、1953年に公開された名画『ローマの休日』の「無認可」DVDが、東京地裁の「すでに著作権は失効している」との判断で、来の権利元であるパラマウントだけでなく、他の業者が販売していた格安DVDの存在を認める判断をしました。 http://www.sankei.co.jp/news/060711/sha069.htm ↑産経WEB 7月11日付よりhttp://plusdblog.itmedia.co.jp/koderanoblog/2006/07/post_d64c.html ↑関連:コデラ ノ ブログ 著作権には有効期限があり、映画の著作権については、2003年12月31日までは“公表後50年”が有効期限でした。現在は2004

  • 作者が自分でYouTube: たけくまメモ

    蛙男商会さんが、なにか痺れを切らしたのか、作者みずからYouTubeに「ザ・フロッグマンショー」をアップし始めたようです。以下の蛙男ブログから飛べます。 http://kaeru01.blog52.fc2.com/blog-entry-51.html http://www.kaeruotoko.com/contents.html ↑普通に再生ボタン(▼)を押してみると…。 著作権者が自分でアップしてるのですから、著作権的にはまったく問題ありません。この調子で、ガンダムとか、ハルヒとか各製作会社さんはバンバンアップして欲しいものですね!(無理か…) それから、「やわらか戦車」のラレコさんのほうも、先日から「やわらか戦車連合軍ブログ」というのを作って、キャラクター商品のメーカーさんを巻き込んで「商品化の経過報告」を中心にユニークな広報活動をはじめています。 http://yawaraka.tv

    massunnk
    massunnk 2006/07/09
    いい話。
  • 『雨のドモ五郎』がスゴイ: たけくまメモ

    昨日のエントリ「全マンガ家志望者必見。」でご紹介したアシスタント歴30年のyes-de1(イエス小池)さんですが、氏はブログとは別に「WEB漫サイ」というサイトも運営されていまして、そこに氏が20年前に発表された『雨のドモ五郎』(1987年ヤングジャンプ青年漫画大賞準入選)が掲載されてます。 ●WEB漫サイ http://www.webmanga.jp/ ↑TOP http://www.webmanga.jp/webmanga1/webmagga.1.open.html ↑雨のドモ五郎 なんというか、イエスさんの長いアシスタント人生で培われた執念というか怨念がたたきつけられたかのようなモノ凄い作品でしたので、出来る限り多くの人に読んでいただきたいと思います。俺は感動しました。 なお氏がかつて描き下ろし出版した『サイコホスピダー』という漫画も凄そうだ。アル中、シャブ中、精神病患者相手に暴利を

  • たけくまメモ : 【著作権】平沢進インタビューが面白い

    ITmediaで小寺信良氏が執筆している平沢進インタビューが面白い。平沢氏はテクノユニットP-MODELのリーダーとして、もうかれこれ四半世紀も活動している大ベテランのミュージシャン。彼はまた、音楽出版社とJASRACに「支配」されている音楽業界のありかたに疑問を持ち、自分の曲は自分で管理したうえで、自分のサイトでの音楽配信を1999年から続けていることでも有名です。 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005.html ↑「保証金もDRMも必要ない」音楽家・平沢進氏の提言(聞き手・小寺信良) 俺もつねづね出版界のシステムには疑問を持っているわけですが、音楽界の著作権管理のことは正直いってよくわかりませんでした。JASRACが著作権管理を「代行」していることは知ってましたが、実際にはミュージシャンとJASRAC

  • 【業務連絡】『サルまん』復活にご協力を: たけくまメモ

    さて、この夏から水面下で進行しておりました『サルまん』復刊プロジェクトにつきまして、ここに謹んでご報告いたします。 まず経緯から紹介しますと、92年にオリジナル版の3巻が出て早13年、97年には上下2巻の新装版が出ましたが、それから数えても8年が経過し、どちらもとっくに品切れ状態であるにも関わらずあくまで絶版ではないので他社から出すわけにもいかないという蛇の生殺し状態にあった『サルでも描けるまんが教室(愛称・サルまん)』でありますが、結構、「もう一度読みたい」という読者の声も根強くあったのです。 また「アニメ絵」「イヤボーンの法則」「一発ギャグ」「強い奴のインフレ」など、この作品から生まれた言葉がすでに定着しているにもかかわらず、オリジナルが読めないということで若い世代の読者様からも不満の声が寄せられておりました。 ←H氏 特に昨年はサル年であったわけですが、一昨年、小学館のH氏(マンガ家

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