最近は広島や神戸や大阪や東京と、あっちこっち旅に出ていた。今日はふつうのエッセイ。 まあどこに行ってもマックがあり、吉牛があり、ブックオフがあったりと、その街の特色みたいなものは段々減っているとよく言われる。しかしそれでも街の地形や方言などはそう変わるはずもなく、その土地の個性的な香りを感じさせてくれる。 中でも面白いのは街の町名である。市町村合併でこれもまた減ってはいるものの、一番その土地らしいフレーバーを保有していて、なんともいえない味わいがある。広島市なんかはこんな感じだ。 「猿猴橋町」(広島駅前のあたり。えんこうばしと読む) 「胡町」(広島三越があるあたり。繁華街の入口。えびすちょうと読む) 「紙屋町」(繁華街どまんなか。かみやちょう) 「流川町」(飲み屋街。ながれがわ) 一番の繁華街が「紙屋町」である。椎名誠のSF造語みたいな風情ある言葉だ。実際、路面電車と川に囲まれていて、ノス
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