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2022年9月30日のブックマーク (2件)

  • 『雨を告げる漂流団地』はJ・G・バラード的な映画だった : けんさく。

    2022年09月29日12:15 カテゴリ映画アニメーション 『雨を告げる漂流団地』はJ・G・バラード的な映画だった Netflixや劇場で公開された『雨を告げる漂流団地』であるが、見て驚くのが、見る前にヴィジュアルなどからちょっと予想していた話とかなり違う話であることで、まず「災害映画」でも「パニック映画」でも、そして「漂流記映画」でもない。 かなり幻想的な映画だ。 そこがまずこの映画の難点になっている。まずリアリティライン(物語内部の現実度合い)がうまく設定できない。 作中でも「夢」ではないかと語られるよくわからない世界が、夢なのか現実なのか、映画の最終盤になるまでよくわからない。いや、夢ではなく、よくわからない世界だということはわかるのだが、たとえばその世界で怪我したりするのが現実的にどれくらいやばい話なのかがよくわからない。この世界で死んだら当に死ぬのか? ハリウッド映画なら序盤

    『雨を告げる漂流団地』はJ・G・バラード的な映画だった : けんさく。
  • 大学時代一番印象に残った講義 - タイドプールにとり残されて

    僕は大学時代、とった単位と同じくらいの単位を落としていたスーパーダメダメ学生だったのだが、逆に言えば標準的な学生の最大2倍の授業を受けてきたことになる*1*2。 今回はその分厚いキャリアの中でも、特に印象に残った大学時代の講義ひとつについて振り返って書き残しておきたい。 選択必修ではない「歴史」の授業で、「ナチスドイツ」ワンテーマについて取り扱ったものだった。といっても、ヒトラーが突撃隊や親衛隊をどうこうして政権を取ったとか、戦争がどういう戦況で進んだか、といったことを教わるものではなかった。 代わりにメインテーマとなったのは、ナチス政権下でふつうの人々がどのように過ごしていたか、である。 成立してしまった強力な権力を前に、一般市民はどうしたのか。それがさまざまな歴史上の細やかなトピックを通じて、オムニバス形式で語られる。ある回では前線に送られた兵士が、故郷にあてた郵便でどのようなことを書

    大学時代一番印象に残った講義 - タイドプールにとり残されて