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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/hitit (9)

  • そして人生は続くってったら続くのよ - ブーログ

    金曜日。息子3ヶ月半。元気、だけどそろそろ風邪をひくころかなと気にしている。このあいだ晩飯をいながら奥さんと話していると、育児は孤独よね、とかポツリというので、まあなー外に出られないからなー、いや孤独ってもんの対処の仕方はだね、とかえらそうにしゃべり始めたら、ばかね、身内(だんな)にさえ苦労がわかってもらえないってことよ、というのでぎゃふんとなる。まあ、そうだ。わかりあえぬことが、孤独であることがわからぬことが孤独ってもんか、といまさら知った気になる。 とそんなことを言いつつも、寝しなにはまあそれでも幸せよね、とも言うので笑う。自分も先にグースカ寝てしまった奥さんと子供の顔をながめながら、まあ幸せだな、と思う。そして、いろいろととりとめもないことを考える。年をとったな、ずいぶんとおくまで来たな、だいぶ世間がせまくなったな、でもせまい方が幸せかな、よくわからないな、とか。孤独のなかや、やさ

  • ほら、きみのては - ブーログ

    日曜日。ようやく夏が終わった気になる秋の空気が流れる日。息子は1ヶ月半とちょっと。相変わらず元気。だけど夜泣きがひどい。きょうはわりとおとなしくさっき寝た。けど、どうせまたすぐに起きる。ま、基的に毎晩おおさわぎ。こちらはもう休みが終わり仕事をはじめてしまったので、いーかげん途中でかんべんしてもらうのだけど、奥さんがつきあっている。ま、そらしゃーない、とゆーことなのだが、奥さんの方は昼間もつきっきりでストレスたまってくる。なかなかそれがつらい。だいたい夫婦ふたりとも異常に人付き合いが少なく休日含め親族以外に誰かに会うなど、ほぼないので、息抜くときもない。ま、他人などに会うほうがよほどストレスだ、というのも事実だけども。奥さんの妹がたまに遊びに来てくれいるらしく、それはとても助かる。 で、親族には(それもそれなりのストレスではあるが)たまに会うという話なのだけど、こないだは両家のじじばばそろ

  • 正月のこと - ブーログ

    月曜日。もう、あけまして、という時期も過ぎてしまったけどこともしよろしくお願いします。仕事もとうに始まって、ぼちぼちとやっています。春先にかけてすこしいそがしくなりそうで年始から気が重い。世の中は成人式できょうも派手な晴れ着に元気なヘアスタイルでえばって歩く若者たちを見て、まあまあがんばれやと思った。 冬休みは実家回りで終わり。奥さんはすこし体調が悪くて、うちの方には自分ひとりで帰る。酒を飲みだらだら。おやじは酒を飲む人なので毎度毎度顔を合わせるたびに「おまえは普段は飲むのか」と聞く。「飲むよ」と答えてあげればたぶんうれしいのだろうけど、実際は最近はもうさして飲まないので「いやそんなに」と答えると「そうか。」とまた手酌でいやこの年末にxxさんからもらった酒はうまいよ、うまい、なんてひとりごとをぶつぶつ言いながら赤ら顔で飲んでいる。もうご隠居だが、昔は高校の教員だった。付き合いがあるのだ、飲

  • くちぶえふいてー - ブーログ

    水曜日。晴れ。遅まきながらあけましておめでとうございます。ことしは元旦から熱を出し冬休みはほとんどまるまる寝つぶしてしまい、あまりいい年になる予感はないけれど、まあしかしなんとかかんとかがんばりたいものです。 で、元旦はうちの実家に帰る予定だったのだけれど、そんなこんなで倒れていたので結局帰らずじまい。奥さんが帰れそーもないと電話をしてくれたときに、こちらの母親としばしご歓談したらしく、あなた子供のときから風邪を引くとすぐ熱を出したのね、病院にはめんどうだから連れて行かなかったっていってたわよ、かわいそーな子ね、とケラケラ笑っているのを、もうろうとした頭で、いやこっちは今すげーつらいんすけど・・と聞いていた。学校はきらいというほどきらいでもなかったけれど、熱を出して休めるのは小さいときからいつでもとてもうれしかった。そんときだけはテレビのある部屋にふとんをしいてもらい、ビデオなどないころだ

    murashit
    murashit 2009/01/19
    僕もそんなおっさんになろうとしてるような、してないような
  • クリスマスニャロル - ブーログ

    1------------------------------男はだいぶ鼻息が荒くなっていた。飲みすぎるといつでもそうなるのと、あまり他人の目もどうでもよくなって気にしなくなるのと両方なのだけど、電車のつり革に両手でつかまりダランと頭を下げてぶらぶら揺れながら、ふんぐーと前に座るおっさんのメガネを曇らせる勢いでアルコールの息を吐いている。クリスマスイブだけれど電車は今日もオッサンたちでそれなりに混んでいる。今日は当はあっさり帰るつもりだったのに、夕方近く飛び込んできた仕事を、まー予定もないし、いーですよやっときますよ、と引き受けてチャカチャカやっているうち気がつけばフロアには数人しかのこっておらず、なんとなし集まったそのそれほど好きでもない男の同僚たちとでダベっているうち、何だよみんな今日予定ねーの、んじゃさびしいヤツらだけで飲みにいこーぜー、ええーマジでー、キモくねー、とそれこそ気持ち

  • アホチャイマンネン - ブーログ

    murashit
    murashit 2008/10/29
    年齢を重ねることはいろんなものを同時に重ねていくことなんだなあと思いながら、自分はいったいどんなふうになるんだろうと心配になります
  • 海に行きたかった午後 - ブーログ

    日曜日の午後。すこし早めに起きて散歩して帰宅。夏休みのにおいがする気持ちのいい風が吹いている。彼女は妹さんと遊ぶのだといって外出。ひとりでぼんやり。昼寝をするかなと思うけどそれもすこしもったいない。 ゆうべビールを飲みながらテレビのニュースでサッカーの結果を見ていると、あなたサッカー少年だったんでしょ、代表選手になりたかった?と聞かれたので、なりたかったねえ、20代のなかばまで夢見ていたよ、と笑って答えた。べつに20代なかばまでサッカー続けていたわけではもちろんなく、文字通りの意味で夢見ていただけだけど、と言うとわかったようなわからぬような顔をされる。別になんだってよかったんだ。野球選手でも、ロックスターでも、金持ちでも、みなしごでも、不治の病でも、ほんとはこうだったはず、とは言わないけれど、でもこうなりたかった人生を妄想してたね。んでね、かっこいいきめゼリフを考えて、シチュエーション組ん

    murashit
    murashit 2008/06/16
    インタビューを受けて、自分の人生について語っている自分を妄想して
  • ボスが泣く - ブーログ

    ボスが泣く。おれも来月でもう定年だ。ああボーイ、俺はくたびれた。ボスって呼ばれていたあいだ、缶コーヒー、ブルドッグ、シガー、ダブルのスーツ、ふんぞりかえって、でも俺はくたびれた。あのころ俺はいつでもタフだった。例えば誰か、あの経理のおばちゃん、知る人はみないいひとだと言う、俺だって傍から見てたらそー思うあのおばちゃんが、ある日俺にだけは何だかイヤげなこと言った気がした日、あれっ?って思った日、俺は自分を責めなかった。おばちゃんはちょっとだけ責めた。自分の方がやなヤツなんだって疑わないと言い聞かせた。あとで、ふーん、ほんとにぃぃ?と帰りの電車で自嘲したことぐらいはあった。みなそうして生きているよ、みんな同じさ。へえー、ほんとにぃぃ?と笑ってたんだ。でも俺はくたびれた。もうやっとの終わり。 ああボス、なにを今んなってそんなことを言ってる。ブルドッグのまま消えてくれ。あんたはいつでもそうだった。

  • ポエジーを探せ - ブーログ

    火曜日。久しぶりの日記。そんなに仕事がいそがしいわけでもなく、毎日疲れちゃって、とかってわけでも全然なく、つーか毎日全然とゆーほどイヤなことも、といって気負いもなく、ただ朝7時に起きて夜8時に帰宅してなんだけど、そんでも、満員電車で帰って、めしって、彼女と話して、テレビを眺めて、ニュースを読んで、とかとかやっていると日々があんまり簡単にするすると引っかかりなく流れていくので、なんだかそれを眺めているのもおもしろいような気になってきて、調子んのって、水道の蛇口をひねって流しっぱににしてひたすら眺めていた小学生時代のようで、いつか怒られますね。うん。 んでも、思春期の頃の、ああ、人生はもう終わっちゃう、すぐに終わっちゃうという焦りが衝動をドライブしている感じがなくなり、なにかだんだんと子供の頃にかえっていくようにも思う、そんな30代なかば。幸せといえば幸せになったもんだとしみじみお茶をすする

    murashit
    murashit 2008/02/15
    最初の段に
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