気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 中国市場の重要性が高まるにつれ、日本企業が中国で記者発表会を開催する頻度が格段に増えてきた。市場としての魅力を高めている中国で、新たに始める新事業や期待の新製品を少しでもアピールしたいとの思いから、社長が自ら中国に乗り込み、会見に臨むケースが最近は少なくない。だが、そんな供給者側の熱い思いとは裏腹に、受け手側の中国メディアの反応は余りよろしくないのが実情だ。本稿では、その原因を考えてみたい。 最大の原因は、当然のことながら「言葉」に起因する。今や流ちょうに英語を話す経営者も増えてきたが、中国語を話せる人はまだ数えるほどしかいない。必然的に通訳を介しての会見となる。まず、これがうまく行かない原因となる。責任は通訳にあるのではない。話す側にある。