タグ

ブックマーク / kipuka.blog70.fc2.com (2)

  • 早川由紀夫の火山ブログ 火山の4キロ円比較

    火口中心から測って4キロはマジックナンバーである。爆発時に弾道起動を描いて火口から投出される大岩はせいぜい4キロまでしか到達しないことが、20世紀前半に浅間山で頻発したブルカノ式爆発で経験として蓄積された。弾道学によってそれ以上飛ばないことが保証されているわけではないが、火山防災のための目安として有効である。また、空から降る小石や火砕流のリスクを考慮するときも、4キロはよい目安になる。ここでは、各火山の4キロ円(赤色)を比較してみよう。外側に橙色で8キロ円を示した。 浅間山と御嶽山は、4キロ円の中に人家はない。箱根山は4キロ円の中にたくさんの人家とホテルがある。口永良部島は4キロ円の中にだけ人家がある。 火山はめったに噴火しない。それでも小さな噴火はときどき起こるが、大きな噴火はまれにしか起こらない。小さな噴火をときどきしている火山の人々は火山との付き合い方に慣れている。そこでは壊滅的な災

    早川由紀夫の火山ブログ 火山の4キロ円比較
    nw_wind
    nw_wind 2015/06/17
    霧島の地形を見たことがなかった。こういう文脈でなければ行ってみたくなるところ / 小さな噴火をときどきしている火山の人々は火山との付き合い方に慣れている。そこでは壊滅的な災害が起こらない。静かな火山の懐深
  • 早川由紀夫の火山ブログ 関東ロームは富士山の噴火堆積物ではない

    ロームはホコリが積もってできた 赤土とも言われる関東ロームは、関東平野の西にある富士山や浅間山が噴火して降り積もった火山灰だとふつう説明される。しかし、それは間違いだ。ほんとうは、河原の砂泥や畑の土が春の強風で巻き上げられて風下に降り積もってできた。つまりホコリだ。 火山はめったに噴火しない。富士山はもう300年も眠っている。いっぽうロームは毎年0.1ミリ、100年で1センチ、1万年で1メートル積もる。関東地方の河原や畑には火山灰がたくさん露出しているから、関東ロームの構成物にも火山灰が多い。 関東ロームを水洗いして中から鉱物をみつける実験手順が学校教科書にのっている。そうやって石英だの角閃石だのを子どもたちに自分でみつけさせて顕微鏡の下で観察させる手順はよいのだが、「火山灰がはいっているからローム層は火山の噴火でできた」と結論させるのは間違っている。 火山が噴火しなくても、ロームは毎年積

    早川由紀夫の火山ブログ 関東ロームは富士山の噴火堆積物ではない
    nw_wind
    nw_wind 2015/05/04
    なるほど。2009年浅間噴火の値が正しいなら、信ずるべきか? / 毎年0.1ミリのロームは、4月5月の60日に毎日0.002ミリずつホコリとして堆積してできた。だから、関東の春は掃除がたいへんだ。関西でも春の掃除はやっかいだろ
  • 1