新潟、群馬、長野の3県の県境に位置する雪国観光圏7市町村を結ぶ日本最長のロングトレイルがこの夏にOPENする。その距離、全長280km、既存の登山道や、旧道、旧街道などをつなぎ、温泉や食べ物、歴史や民俗など、雪国で育まれた風土や自然を楽しむことができるコースは、「スノーカントリートレイル(SNOW COUNTRY TRAIL)」と名付けられ、日本の自然文化を学ぶには絶好のルートだ。というのも、トレイルというと、ピークをめざす登山道をイメージしがちだが、本トレイルは、子どもから高齢者まで、多くの人が歩きながら地域の自然や文化に触れることができるように、里をぬける道であったり、温泉地と温泉地を結ぶ道であったりと、道の本来的な意義である人と人を結ぶトレイルとなっているのが特徴だ。そのすべてを歩き通すことができなくても、自らの足で歩いてみることで、自然を楽しむことはもちろん、雪国のあたたかさや、文