弾道ミサイル防衛の仕組み 【高山裕喜、其山史晃】北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、警戒態勢が続いている。日本が弾道ミサイル防衛(BMD)システムの整備に取り組んでから10年目になる今年。実際に日本に向けて飛んできた場合、どのように探知、追尾して撃ち落とすのか。 ミサイル発射の兆候を知る手がかりは宇宙からの監視だ。カメラやセンサーを積んだ日本の情報収集衛星4基の画像や、米国やドイツなどの商用衛星から購入した画像を分析する。 発射を最初にとらえるのは米軍の早期警戒衛星だ。高度3万6千キロの静止軌道から発射時の赤外線を探知。データは米コロラド州の拠点に送られ、発射地点や弾道、落下地点を計算して、日本周辺に展開するイージス艦などに伝えられる。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご