(前回のオンラインで富裕層向け商品が売れるという考えは幻想から読む) 本連載もいよいよ最終回となった。前回までの内容を総括する意味も含めて、改めて中国を知ること、対中国ビジネスの舵取りをしていける人材を育成することの重要性を述べたい。 中国市場を攻めるという話をする時、しばしば「チャイナライズ」という言葉が使われる。これは単なる“中国化”ではなく、“中国人がどういったものを受け入れるのかを知る”ことだ。 一例だが、インターネット上で化粧品の卸売りを手がけている中国人から、最近興味深かった商品として韓国人が製造・販売しているトマトの化粧品を紹介された。 これは容器がトマトのデザインとなっており、とにかく目を引く。日本人の目には「なぜこんなものが売れるのか?」という代物にも映るのだが、中国人に受けるかわいらしいデザインを研究しているうえ、販売価格も安いということでよく売れているというのだ。 進
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