この日が来ることは十分に予測できた。実に10万を超える「モノのインターネット」デバイスがハックされ、マルウェアによる攻撃に利用されていたことが、Proofpointの発表によって明らかになったのだ。 Proofpointによると、「モノのインターネット」デバイスが大規模なハッキング被害にあうのは今回が初めてだという。ルーターからテレビ、冷蔵庫にまで及ぶありとあらゆる電化製品が攻撃対象となったようだ。昨年の12月26日から今年の1月6日までの期間に、これらのハックされたデバイスから75万通を超える悪質な電子メールが送信されている。 Proofpointで情報セキュリティ・プロダクトの担当役員を務めるデービッド・ナイトへのインタビューにおいて、この事件が発覚した経緯を聞くことができた。本来は平和であるはずのクリスマス休暇の間に、数千にも及ぶ悪質なメールが見知らぬバラバラなIPアドレスから送られ