前回【第1回】 トレーディングカード・アーケードゲームの実力から読む。 さて、トレーディングカード・アーケードゲーム(TCAG)は、ゲーム機としてカウントされていません。お金を払うとカードがもらえる自動販売機みたいなものとして分類されているのです。メディアが注目し、大々的に報道されるような「家庭用ゲーム機の展示会」に、ほとんど出展されないのは、自動販売機と分類されているためです。また同様に、ゲームセンター用のゲーム機(アーケードゲームなど)の展示会にも、あまり出展されません。 このためメディアに取り上げられることは少なく、あたかも存在しない(あるいはニッチな市場である)かのように思われがちなのです。海外のメディアにいたっては、日本にそのような巨大なゲーム市場(分類上はゲームではないですが)が存在することにすら、気付いていないかもしれません。 2000年代の半ばくらいから、「家庭用ゲーム機市