第一に、公衆安全LTE(Pubic Safety LTE)には、トランシーバのようなPTT(プッシュ・ツー・トーク)が備えられているということ。被災地など比較的局所に閉じる、公衆安全用端末間の直接LTE通信には端末の無線出力を上げてこれを用い、民間のLTE網が動いている環境では普通に通信すればよい。このことについては、公衆安全LTEの国際標準化を進めている3GPPのサイトに説明されているので、参考にしていただきたい。 第二に、民間のLTEに依存する場合には、ちゃんと動いているネットワークを複数社の中から選択すればよいので、堅牢性が高いこと。わが国の場合、移動通信事業者がそれぞれ2兆円前後を投資して全国網を整備している。公衆安全LTE用に、新たに別に2兆円を投資しなくても三重の安全が自然に図られる。それに、希少な無線資源を公衆安全LTEに別に割り当てる必要もない。念のために追記するが、民間通
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