まだまだ便利とはならず、かつ高額な大田区独自案 去る1月19日に、第6回の区民協議会が開催され、大田区の独自案が示された。 多摩川線の地上駅を廃止し、矢口渡の東方から地下鉄を建設し、京急蒲田地下まで複線に改めた。 さらに、京急蒲田地下の東方に軌間変換装置を設置し、フリーゲージトレイン(走行しながら車輪幅を変えて広軌と狭軌の区間を行き来するもので、技術開発を要する)により羽田空港まで直通運転するとした。 単線区間が短縮された分、当初案よりは高頻度運行とできるものの、単線区間が残りダイヤ設定の制約条件が厳しい。また、フリーゲージトレインは、北陸新幹線と在来線を走行して大阪と北陸を結ぶことその他を目論み開発が進むものの、実用化の見通しは不透明である。 さらに、建設費は示されていないものの、複線延長が伸びる分、当初案の1,080億円より大幅に増額となる。 アッと驚く新たな提案 工事費がかさみ、それ