⇒ 連載バックナンバーはこちら 信頼性の検証項目 信頼性とは、その製品が壊れにくいことである。一般的な検証項目を3つ挙げる。 1)包装貨物試験 製品を包装した状態での振動試験と落下試験があり、ほとんどの製品はこれらの試験を行う。販売店や工場などからユーザーの手元までの輸送中に、トラックなどの振動や積み下ろし時の落下で、製品が壊れないことを確認する。設計では、包装した状態で振動や落下が生じた際に、製品が壊れたり、傷が付いたりしないようにする必要がある。 2)使用環境高温試験 高温環境下(例:夏場のクルマの車内など)で使用される製品の場合、その高温下で製品が故障しないことを確認する。電気部品や樹脂部品の温度が、高温下でもその耐熱温度以下になるような部品や材料を設計で選定する必要がある。 3)静電試験 特に冬季において、帯電したユーザーが製品を触ったときに、ユーザーの身体の静電気によって製品が故
