ネットワークと子ども、悩みつづけるオトナ達(4)〜便利さも危なさも──とんでもないネットの時代 想像すると怖ろしくならないだろうか。携帯やパソコンを通して、どれくらいの人達がネットワークとしてつながっているのか──考えるだけで、とんでもない時代になったものだと思ってしまう。いまや条件さえ整えれば、地球の反対側に住む人達とも、姿を見て会話することもできる。また、翻訳ソフト(かなり精密なものもあります)を使えば、海外だけで公開された最新の研究論文を読むことも不可能ではない。 ところが、便利な点だけではない。国際詐欺団(?)が関係しているような、怪しげなオークションもあれば、原爆や爆弾の製造方法などの危険な情報も氾濫している。そして、そのネットのなかでは、ハッカーやクラッカーがアメリカの国防総省のサイトへの不正侵入を試み、FBIの専門チームがそれを追跡したり、まるで映画のような事件まで起きている