シトリックス・システムズ・ジャパンは2月24日、デスクトップ仮想化製品の新バージョン「XenDesktop 3」の国内販売を開始したと発表した。 XenDesktop 3では、マルチメディア対応など、ユーザーの使い勝手を向上する技術を集中的に投入する。シトリックスはこれを「HDX」と総称し、同社のデスクトップ接続プロトコルICAの拡張および周辺技術を通じて提供する。 XenDesktop 3におけるHDX関連の新機能としては、まずサーバ上で稼働する仮想マシンでマルチメディア再生を行うかわりに、圧縮したマルチメディアストリームを端末側に送信し、端末側で再生することができるようになった。これにより、グラフィック性能に優れた端末ではマルチメディア再生のパフォーマンスが改善できる。 また、ユーザー端末のUSBポートに接続された機器を、サーバ上で動く仮想マシンから利用できるようになった(USBリダイ
米シトリックスシステムズは2月23日、「Citrix XenServer」の完全無償化を発表した。ただし、Provisioning ServerやHAなどの高度な管理機能は別製品「Citrix Essentials」として切り離し、4月7日にリリースの予定という。 シトリックスはこれまで、最下位エディション、「XenServer Express Edition」のみを無償で提供していた。このエディションはスタンドアロン環境を前提としており、複数サーバ機にまたがる仮想マシンの管理はできない。従って、XenMotionやリソースプールの機能も備えていない。 今回の発表によると、3月末までに新たに無償で提供開始されるXenServerは、XenMotionや複数サーバのリソース共有、P2VおよびV2Vの変換ツールを備えるという。稼働する仮想マシンおよび物理サーバの数は無制限。集中管理も提供すると
IntelとCitrixは、デスクトップ仮想化技術を広範な企業ユーザーに提供する計画だ。Intelの管理/セキュリティ技術であるvProとCitrixのXenハイパーバイザーおよび仮想化アプリケーションを組み合わせることにより、企業のデスクトップ/ノートPC上で仮想マシンを容易に実行、管理できるようにする。 IntelとCitrix Systemsは、それぞれの仮想化技術とハードウェア管理技術を組み合わせた統合製品を提供する計画だ。これにより、企業の個々のクライアントPC上で動作する複数の仮想マシンのセキュリティ対策と管理が容易になるという。 IntelとCitrixは1月21日、共同開発計画を発表した。両社のコラボレーションの内容は、IntelのvPro技術(デスクトップ/ノートPCで容易な管理とセキュリティ対策を可能にするチップセット)とCitrixの仮想化技術(Xenハイパーバイザー
Citrix社長兼CEOが語る「ユーティリティ・コンピューティングの現状と課題」 米Citrix Systems 社長兼CEO Mark Templeton氏 アプリケーション仮想化ソフト「XenApp」(旧名称はCitrix Presentation Server,MetaFrame)や仮想サーバー・ソフト「XenServer」などを,ユーザー企業に販売する米Citrix Systems。社長兼CEOのMark Templeton氏は,ユーザー企業が将来的にユーティリティ・コンピューティングの利用へ移行すると見るが,そのための課題はまだ多いと語る。(聞き手は中田 敦=ITpro編集) 2008年5月20日~24日に開催した技術カンファレンス「Citrix Synergy」で,評論家のNicolas Carr氏が「企業が自前でサーバーを運用する時代は終わる」と主張する基調講演を行いました。
Citrixが語る「MetaFrameがXenAppになった理由」 米Citrix Systems Group Vice President兼General Manager R. Scott Herren氏 米Citrix Systemsが販売する「XenApp」という製品をご存じだろうか。実はこれ,長らく「MetaFrame」の名前で知られた同社のプレゼンテーション仮想(ターミナル・サーバー)製品の現在の名称である(改称直前の名称は「Citrix Presentation Server」)。同社はなぜXenAppという名称を採用したのか。その理由を同社Group Vice President兼General ManagerであるR. Scott Herren氏に聞いた。 XenAppには現在,アプリケーション・ストリーミング機能も搭載されています。アプリケーション・ストリーミング機能とは
2008/02/13 米シトリックス・システムズは2月11日、サーバ仮想化関連製品を含む同社製品の新たなブランド戦略を発表した。日本法人のシトリックス・システムズ・ジャパンはこれを受け、2月13日にブリーフィングを実施。データセンターを「デリバリセンター」に変革していくことを基本コンセプトに掲げた。 シトリックスの主力製品「Citrix Presentation Server」は「XenApp」に改称する。製品の正式な名称変更は次バージョンからだが、マーケティング活動では新名称をすでに使用し始めている。サーバ仮想化製品「XenServer」、そしてこれをデスクトップ仮想化に適用するためのツール群「XenDesktop」(米国では今年前半に提供予定)と合わせ、エンド・ツー・エンドの仮想化ソリューションを取りそろえたというのが同社のメッセージだ。 上記3製品に「NetScaler」を加えた4製
Microsoftは「Dynamic IT構想」を掲げ、仮想化技術を推進する。デスクトップからデータセンターまでカバーする仮想化ソリューションなどに取り組む。 米Microsoftは1月21日、仮想化技術の採用を促進するための戦略を発表した。仮想化企業の買収やCitrix Systemsとの提携強化、新ツールなどが含まれる。 同社は30万の顧客とパートナーに向けた電子メールおよびVirtualization Deployment Summitで、IT専門家と開発者向けの全社的な構想と長期的な戦略の一環として、仮想化分野の戦略と投資について説明した。この「Dynamic IT構想」は、いつでもどこでも適切なリソースを提供し、より効率的で柔軟で、コスト効率が高いIT環境を作ることを目指しているという。仮想化はこの構想を推進する重要な要因だとして、同社は「柔軟なクライアント・サーバソリューション
シトリックス・システムズによる5億ドルのXenSource買収は、マイクロソフトによるシトリックス買収の前触れなのだろうか? The 451 Groupのブレノン・ダリー氏とその同僚など一部のアナリストは、そうだと考えている。 「シトリックスは、マイクロソフトのソースコードへのアクセスを基に、10億ドルを超える規模のビジネスを築いた。マイクロソフトの次期ハイパーバイザー技術『Viridian』のコードにXenSourceが独占アクセスできることが、この取引の重要な要因だ」とダリー氏は8月15日、 eWEEKに語った。「シトリックスにとって、Viridianは次のビジネスのための基本的なOSコンポーネントになる。Windows Terminal ServerがPresentation Serverにとってそうであったように」 マイクロソフトがXenSourceの買収に踏み切る可能性もあったが
Citrix Systemsは12月20日、Ardenceの買収計画を発表した。Citrixの戦略開発担当副社長、マイク・クリスティンジアーノ氏は、同社が進めるDDI構想を拡大することが買収の主要な狙いだという。 Citrix Systemsは12月20日、自社の「Dynamic Desktop Initiative」(DDI)構想の新たなピースを確保すべく、Ardenceの買収計画を発表した。 Ardenceは、組み込み型リアルタイムOSソフトウェアや、Windows/Linux用のソフトウェアストリーミングプラットフォームを開発している株式未公開企業。Citrixは同社の買収により、各種OS用のリアルタイムプロビジョニング管理技術を手に入れる。 フロリダ州フォートローダーデールに本社を置くCitrixの戦略開発担当副社長、マイク・クリスティンジアーノ氏によると、Ardenceの製品ライ
@IT > NewsInsight > YouTube、MySpace.comがこぞって導入する「Citrix NetScaler」とは 2006/11/09 米シトリックス・システムズのCEO兼社長 マーク・テンプルトン(Mark B. Templeton)氏は11月9日、プライベートイベント「Citrix iForum 2006 Japan」で講演し、新しいビジョン「アプリケーション・デリバリ・インフラストラクチャ」を発表した。同ビジョンはシトリックスが抱える製品で構成するが、同社は売上高の8割を稼ぎ出す「Citrix Presentation Server」からの依存脱却を狙っている。期待するのはYoutubeやMySpace.com、Googleなどインターネットビジネスを展開する代表的な企業がこぞって導入した「Citrix NetScaler」の拡大だ。 テンプルトン氏は、アプリ
24(twenty four)というドラマをご存知ですか? CTU(対テロ対策部)の捜査官、ジャック・バウアーにふりかかる事件を1話1時間ずつ、24時間(1日)リアルタイムで描く画期的な手法で人気を博したので、知っている方も多いでしょう。 (参考: http://www.fujitv.co.jp/24/index2.html ) 今回は、24をご存知ですと、より一層お楽しみ頂けます。 24に出てくるCTUという組織には、非常に高度なシステムが導入されており、それがドラマの随所で活躍します。ざっと列挙してみましょう。 ・アプリケーションのアクセスコントロールが瞬時に行われている。 ・どのデバイス、どの場所からもセキュアネットワークにアクセスできる。 ・ある端末で作業中に違う端末に移動しても、移動先の端末から作業中のアプリを継続利用できる。 ・各端末の作業内容はサーバに全て保存されており、後で
大塚商会、日本IBM、マイクロソフト、シトリックス・システムズ・ジャパンの4社は、パソコン用のアプリケーションをサーバー上で実行するシンクライアント・システムの検証センター「Citrix Testing Center」を9月1日に設立する。シンクライアントの導入を検討している企業は、自社のパソコンで利用している業務アプリケーションを持ち込み、問題なく動作するかを検証できる。検証センターは大塚商会本社ビル内に設ける。 検証センターに用意されているのは、Windows Server 2003 R2とシトリックス・システムズ・ジャパンのシンクライアント用ミドルウエア「Citrix Presentation Server」をインストールした日本IBMのブレード・サーバー。ユーザー企業はこれらのサーバーに自社で利用している業務アプリケーションなどを実際にインストールし、Citrix Presenta
CitrixのWAN最適化技術などをWindowsのサーバに組み合わせた製品開発やマーケティングで共同する。 米Microsoftと米Citrix Systemsは8月23日、両社間の提携を強化する予定だと発表した。MicrosoftのサーバシステムをベースとしたCitrixの支店向け多機能アプライアンスの開発およびマーケティング、Citrixの新しいWAN最適化ソリューションCitrix WANScalerの活用で協力していく。 セキュリティやSOX法への対応のニーズに加え、支店からWAN経由で重要な社内アプリケーションにアクセスする際のパフォーマンスを改善したいというニーズの高まりが、この提携強化につながったという。 共同開発が計画されているのは、Microsoftのサーバ技術にCitrixのアプリケーション加速化やWAN最適化の技術を組み合わせた製品。これにより、顧客企業は、使い慣れ
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