今夏の食中毒、過去10年で最少ペース 札幌市内で2件4人、牛レバー生食禁止が効果 (08/29 16:00) 札幌市内で今夏、食中毒の発生件数と患者数が減少している。6月以降の食中毒発生件数と患者数は2件4人で、過去10年の夏季(6~9月)では今のところ最も少ない。市保健所は昨年7月に牛レバーの生食の提供が禁止になった影響が大きいとみている。 保健所によると、これまで、夏季の食中毒発生件数は2~6件で推移。患者数が最も少なかったのは2007年で2件6人、最も多かったのはサルモネラ菌による集団食中毒が発生した08年で5件221人だった。12年も白菜の浅漬けを感染源とする腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒があり、患者数が跳ね上がった。 ノロウイルスが増殖する冬場と違い、夏は、食肉を生または、加熱不十分なまま食べたことが原因で発症する細菌の一種、カンピロバクターによる食中毒が最も多い。近年の傾