野田聖子議員のこのたびの出産について、各テレビ局では、ワイドショーあたりで「女性に希望を与える」とか、「おめでたい話だ」とか、褒め称える報道やコメントがあふれたそうだ。とんでもない暴挙である。なぜ暴挙かを端的には、野田本人は欲望が満たされたかもしれないが、子どもがかわいそうだからだ。 野田は自分の卵子でもないアメリカ人の卵子をもらい、事実婚の男性の精子と体外受精をして得た受精卵を、自分の子宮に移植した。そして十月十日後に高齢(50歳)のために自然分娩できず帝王切開で出産したのだ。 こういうのをいったい何と言うのか。 正式に結婚していない女が、自分のDNAも継続していない他人の受精卵で、自分の子宮をつかったから「わが子」だとするにしても、法律的には「私生児」となるのか? 自分の血、遺伝子もなにもつながっていない「赤の他人(??)の子を、子宮で育ててひり落としたのだが…。これを出産と