『自然食は安全か』という本に、日本の消費者運動について興味深いことが書いてありました。この本の著者は医者で、大学闘争から市民運動(具体的には「不良医薬品告発運動」)にポジションを移した人ですが、彼の視点からは日本の消費者運動は「反権力」「反体制」を基盤として動いているのだそうです。高度成長期にはそれで上手くいっていました。上手くいきすぎたと言っても良かったそうです。闘争の対象にたとえば「悪徳企業」といったレッテルを貼り攻撃をすると、そういったことに不慣れな企業はあがけばあがくほど隙が増えたのです。ところが、「慣れ」が生じます。企業や官僚は消費者運動に対する対応を整備していきました。そして、運動家の側にも「慣れ」が。なまじっか成功体験を持っているだけに、高度成長期の固定観念を捨てられず、「権力」「体制」が対応を変えてきていることに対応できなくなっていたのです。 アメリカでは、たとえばラルフ
久々の更新です。冬季オリンピックの真っ最中ですが、オリンピックの話題ではありません。タイトルは以下の記事を読んだ、私の感想です。 http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002717634.shtml 食事詰まらせ患者死亡 遺族に賠償へ 市立川西病院 川西市立川西病院(同市東畦野5)で昨年10月、入院していた兵庫県猪名川町の男性=当時(69)=が食事をのどに詰まらせて死亡していたことが16日、分かった。入院時に「食事は自分でできるが、詰め込みすぎる癖があるので見ていてほしい」と依頼を受けたが、当日は介助していなかったという。市はミスを認め同日、遺族に対して慰謝料など損害賠償として2700万円を支払うことを発表。3月定例市会に提案する。 同病院によると、男性は昨年10月7日に肺炎で入院し、食事時の介助について、家族から申し出があった。同11日、夕食を女性
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