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ブックマーク / ytsumura.cocolog-nifty.com (12)

  • 水銀で冥界への鏡を表現した映画 - 技術系サラリーマンの交差点

    今日は 分析化学のページ 開設10周年の日です。 記念に何かふさわしいことを書きたいと一日考えましたが、何も浮かばなかったので、最近読んだから面白い動画を一つ。 ヒュー オールダシー=ウィリアムズ著「元素をめぐる美と驚き:周期表に秘められた物語」(早川書房、2012)で、ジャン・コクトーの映画「オルフェ」の一場面が紹介されています。 それは、0.5トンもの水銀を使って、この世と冥界を隔てる鏡を表現しているのだとか。 詩人オルフェがユリディスを追って鏡をくぐり抜ける場面では、鏡そのものでありながら触れれば液体という水銀の特性が生かされているのだそうです。 1950年の映画には1945年と書かれている)、現代のようにCGなどない時代、水銀を使うとは! それに、鏡のように大きな水銀の水面(水銀面?)に触れたらどうなるの?知りたい! と思って検索しました。ありました。 1分41秒の動画です

    水銀で冥界への鏡を表現した映画 - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2013/04/04
  • 1万Bq/kg以下のセシウム137は「放射性同位元素」でない - 技術系サラリーマンの交差点

    記事に間違いがありました。太字が訂正した部分です。申し訳ありませんでした。(4月17日訂正) 放射性の廃棄物について、香川さんという方から コメント をいただきました。 100bq/kgという、放射能汚染取扱い基準についてお尋ねします。 このレベルを超えるものを無資格の者に対処させる事は、法律違反なのではないでしょうか? 結論から言えば、137Csについては、1万Bq/kg以下の濃度なら放射線障害防止法の「放射性同位元素」に該当しません。ですから、この法律による管理対象になりませんし、放射線取扱主任者の選任も必要ありません。 ■ 放射線障害防止法で定める放射性同位元素 私たちの身の回りのほとんどの物、また、私たち自身の身体も、放射線を放出しています。放射線の害を防止するためのいろいろな法律では、どの程度以上のものを放射性物質として扱うか線引きしています。 放射線障害防止法 と 放射線障害防

    1万Bq/kg以下のセシウム137は「放射性同位元素」でない - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2012/04/15
    科学と法律
  • それでも分析屋ははかり続けるしかない - 技術系サラリーマンの交差点

    放射性物質による品汚染が広がりを見せています。 各界の専門家・非専門家が続々意見や解説を発表し、現在品分析から離れている私は、追いかけるだけで精一杯です。 ただ、「図解入門 よくわかる最新分析化学の基と仕組み」は何年か後に改訂することになると思います。そのときには放射性物質の分析のページを書き加えることになりそうです。 最も短く、最もわかりやすく、それでいてほどよく幅広い範囲の解説を書くために、情報を咀嚼しているところです。 さて、「すべて分析化学者がお見通しです!」の出版の経緯をふり返っています。 今回は分野と著者がどう決まったかについて。 環境と品。この二つは絶対にはずせませんでした。普通に暮らしている人が目にする分析値は、この二つに関わるものが圧倒的に多いからです。 (あと、健康診断や病気のときの検査値もありますが、これはちょっと事情があって対象外としました。) それから、一

    それでも分析屋ははかり続けるしかない - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2011/08/10
    まずは正しいデータがないと始まらない。全国の分析屋さん,大変な時期ですが応援しています。
  • 本の共著を成功させるには - 技術系サラリーマンの交差点

    今までにない形の分析化学の読みもの。それは単著でないことは明らかでした。取材でなく自分の体験として書くのですから、一人では分析の多様性を語れません。 それでは何人で書くか。Wさんから、編集者としての「苦々しい思い出」に基づくアドバイスを色々もらいました。 (にはフルネームでWさんへの謝辞を書きましたが、あまり何度も名前を出すとご迷惑かもしれないのでイニシャルにしておきます。) まず、実際問題、人数は少なければ少ないほど進行はスムーズだそうです。 共著で混乱・破綻するケースはやはりあるようです。その理由は、 転勤 病気 だれかの原稿がずっと来ない だれかが音信不通 著者どうしの考え方の違いから人間関係悪化 といったもので、人数が多いほど確率は高まるそうです。 作りの手順は、「まず共著者を決めてから話し合って構成・項目を決める」と、逆に「主著者が構成・項目を決めてからそれに合わせて共著者

    本の共著を成功させるには - 技術系サラリーマンの交差点
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    ohira-y 2011/07/22
    本に限らないかもね。
  • 「別冊化学 化学のブレークスルー【機器分析編】」 - 技術系サラリーマンの交差点

    私の書籍紹介はいつも遅れがちです。常に読みかけのを大量にかかえていて、つい新刊書を積んだままにしてしまいます。 この「別冊化学 化学のブレークスルー【機器分析編】」は雑誌ですから、なるべく早く紹介したいと思っていましたが、やっぱり遅くなってしまいました。残念ながらもうAmazonでは取り扱っていません。とりあえず Twitter では5月に短く紹介しましたが。以下の文章を読んで買いたくなった方、入手できなかったらすみません。 分析化学の11の分野それぞれの専門家が、ここ10年の革新論文を5報ずつ選んで解説し、研究の進歩を概観しています。自分に関係のあるところだけさっと読むつもりでしたが、結局全部読んでしまいました。 各分野の最先端の分析、豪華俳優が競演する舞台といったところでしょうか。日頃関係のない分野については用語の意味さえさっぱりわからないのですが、各著者が熱をこめて紹介しています

    「別冊化学 化学のブレークスルー【機器分析編】」 - 技術系サラリーマンの交差点
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    ohira-y 2011/06/18
    読みたい、密林にはないとのこと
  • フタル酸エステルは環境ホルモンだから規制されたのではない - 技術系サラリーマンの交差点

    「すべて分析化学者がお見通しです!」の「第2章 品を分析する」の中のフタル酸エステルと塩ビ手袋の部分に、小比良さん からtwitterで次のようなご指摘をいただきました。 私もあの部分については少し違和感のようなものを感じました。知らない人が読むと「環境ホルモン」は怖いもので、その使用が分析によってストップしたと読めそうな気がしました。 (twitterはページがいくつにも分かれてしまって全部をリンクするのはたいへんです。この他の部分はecochemさん作成のまとめ 「すべて分析化学者がお見通しです!」@Togetter の3月5日周辺を読んでください。) 小比良さんにダイレクトメッセージでより詳しくご意見をおききしました。たしかに、次のように間違って読まれるかもしれないと思われました。私の見解とともに書いておきます。 A DEHP(フタル酸エステルの一つ)は環境ホルモンだから規制された

    フタル酸エステルは環境ホルモンだから規制されたのではない - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2011/03/08
    「すべて分析化学者がお見通しです!」でのフタル酸エステルの記述について、著者の津村さん @tsumurayukari とのやりとりに基づく補足エントリ。/対応ありがとうございました。
  • 分析屋 vs 毒性屋 - 技術系サラリーマンの交差点

    やや挑発的なタイトルですが・・・ 品安全情報blog の畝山さんが 「すべて分析化学者がお見通しです!」を紹介 してくれました。ずいぶんほめていただいて、感謝・感謝です。 結論的にはほめてくれているのですが、素直に喜べないくだりがあります。 分析という仕事は従事している人が比較的多く、何をやっているのかも一般の人からは比較的わかりやすい仕事だと思います。 ただ動物を使って安全性の研究をしている人達からの評判は実はあまり良くありません。分析屋は、なんだかよくわからないものを「検出」しただけでその生物学的意味などお構いなしにとにかく危険だと騒ぎたがるし、自分が検出した物質は最大限に悪いまたは良い影響があると誇大宣伝してはばからないし、なんらかの「基準値」違反があったらそれだけで「手柄」として大々的に騒ぎたがる・・・そういうイメージがあります。分析屋が騒ぎを引き起こすとそのせいで訳のわからない

    分析屋 vs 毒性屋 - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2011/03/06
    食品安全情報blogでの本の紹介( 「すべて分析化学者がお見通しです!」津村ゆかり他著) http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20110303#p5 に応えたエントリ。コメント欄も
  • 「すべて分析化学者がお見通しです!」刊行案内(2)立木秀尚さんのこと - 技術系サラリーマンの交差点

    まず医薬品分析の専門家、立木秀尚(たちきひでひさ)さんをご紹介します。 立木さんは東和薬品(株)の研究所勤務で、動物実験や臨床試験で得られた血液などに含まれる薬物や代謝物を主に分析しています。 LC/MS/MS(高速液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析)ユーザーの間ではたいへん有名な方です。MSMSメーリングリストを主宰し、医薬品業界のみならず、関連業界を巻き込んだネットワークを構築しておられます。 このメーリングリスト、ベンダーさんご禁制、ユーザーが音情報を交換し合う、知る人ぞ知る秘密組織。オンラインはもちろん、オフラインで資料を読みながらお酒を飲む宴会兼勉強会という恐ろしい企画もあるとか。 さて、立木さんが書いた医薬品分析の世界。ひときわ文化の香り高い上質な読み物となっています。はるか昔の中国の伝説と現代の医薬品分析に通じるものとは? 錬金術が生み出した偉大な道具とは? そんな話

    「すべて分析化学者がお見通しです!」刊行案内(2)立木秀尚さんのこと - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2011/02/23
    「医薬品業界の考え方は逆のようです。分析したいものがあるが既製品で不可能なら、莫大なお金を払ってでも分析できる製品(クロマトのカラムや前処理カートリッジなど)を作ってしまうのです。」>へぇー
  • 「すべて分析化学者がお見通しです!」刊行案内(1) - 技術系サラリーマンの交差点

    分析に関するを出します。今度はタテ書きの読み物系です。 「すべて分析化学者がお見通しです! -薬物から環境まで微量でも検出するスゴ腕の化学者」 技術評論社 知りたい!サイエンス 著者:津村ゆかり、立木秀尚、高山透、堀野善司 目次・ネット書店へのリンクなど (技術評論社) 発売予定日は2月23日で、現在予約受付中です。 著者4名が品分析・医薬品分析・鉄鋼分析・環境分析の現場での仕事を語ります。これまでのにない特徴は、特別でない、ふだん行われている分析にスポットを当てたことです。 ニュースや書籍で目にする分析は、最先端・貴重な試料・科学法則の発見・論争の争点・・・といったことに関係するものがほとんどです。それに対してこのでは、みなさんが飲む水、べる野菜、服用する薬、乗る自動車の鋼材・・・などなどが日々どのように分析されているかをお話しています。 宇宙から持ち帰った微粒子の分析などでは

    「すべて分析化学者がお見通しです!」刊行案内(1) - 技術系サラリーマンの交差点
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    ohira-y 2011/02/17
    津村さんの新刊
  • ヘリウムがなくなる? - 技術系サラリーマンの交差点

    最新情報:ヘリウム不足はいつまで続くか (2012/12/5) ガスクロマトグラフィーの利用者にとっては気になる記事です。ナショナルジオグラフィック日版 2011年2月号に、次のように書かれています。 しかし、米国学術研究会議(NRC)によれば、ヘリウムは枯渇しつつあるという。現在、世界中で利用されているヘリウムのほとんどが米国産だ。米国は1960年代にヘリウムの備蓄を始めたが、96年になって、備蓄している全てのヘリウムを2015年までに売却することを決めた。 その後は、ロシアやアルジェリア、カタールといった産出国が、世界の市場を支配することになるだろう。ただし、こうした国々のヘリウムも40年ほどで底をつくと言われている。 今日もガスクロのキャリアガスとしてヘリウムを使っている私は焦りました。 ヘリウムって、空気の中に無尽蔵に含まれているんじゃないの? 備蓄とか底をつくとかどういうこと?

    ヘリウムがなくなる? - 技術系サラリーマンの交差点
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    ohira-y 2011/02/02
  • 松永和紀さんの本2冊 - 技術系サラリーマンの交差点

    松永和紀さんの近著「の安全と環境―「気分のエコ」にはだまされない」(日評論社)を読みました。 このに興味を持つ人は畝山智香子さんの「ほんとうの「の安全」を考える―ゼロリスクという幻想」と中西準子さんの「のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点」にも興味があるか、または既に読まれたことでしょうから、これらとの関係で内容を紹介してみます。 のカバー範囲と書き方 「ほんとうの「の安全」を考える」は昨年末にこのブログでも 紹介 したとおり、品中の化学物質のリスク評価についての解説書です。「のリスク学」はリスク論の立場からの安全を考えるで、講演・対談・インタビュー等で構成されています。 私のブログの読者は残留農薬や品添加物や重金属等の混入という視点からに携わっている人が多いと思います。「ほんとうの「の安全」を考える」はそのような皆さんの関心に応えるです。 でも、

    松永和紀さんの本2冊 - 技術系サラリーマンの交差点
    ohira-y
    ohira-y 2010/07/18
  • 分析化学の入門書を出版 - 技術系サラリーマンの交差点

    ohira-y
    ohira-y 2009/04/13
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