本作を手掛けた纐纈あや監督 牛の飼育から処理、販売までを手掛けていた大阪府貝塚市の北出精肉店を追ったドキュメンタリー『ある精肉店のはなし』が「いい肉の日」の11月29日に公開される。食品偽装問題が拡大する中、牛の命も、消費者をも裏切ることのない彼らの仕事ぶりは、われわれに食を根本から考えさせてくれそうだ。 映画『ある精肉店のはなし』フォトギャラリー 手掛けたのは、山口・上関原子力発電所建設をめぐる祝島島民の闘いに密着した映画『祝(ほうり)の島』が好評だった纐纈あや監督。題材は異なるが被写体との距離の近さは健在で、本作は約半年かけて交渉をし、1年半かけて取材した。纐纈監督は「本作のプロデューサーでもある本橋成一さんの持っていた、と畜場の写真に興味を抱いたのがきっかけです。単純に知らないことへの関心だったのですが、牛が放熱するエネルギーや、その命と向き合って仕事をしてきた北出さんたちの温かさを
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