防犯効果があるとして、全国で設置が進んでいる「青色防犯灯」を東京都内で初めて設置した足立区の六町三丁目町会(約600世帯)で、この1年間の犯罪件数が前年比で約6割にとどまり、隣接地区と比べて大幅な減少となった。地元町会は増設を検討しており、管轄する警視庁綾瀬署は「青色効果かまだ分からないが、住民の防犯意識が高まった成果」と話している。 足立区六町には05年、つくばエクスプレスの六町駅ができたため、住民以外の出入りとともに犯罪も増えると予想された。三丁目町会は自主パトロールを始めたほか、「人の心を落ち着け防犯効果がある」と奈良県が05年に先駆的に導入した青色防犯灯の設置を決め、07年11月、町会内の街灯59カ所のうち25灯を青色灯にした。 綾瀬署によると、設置後の08年1月~11月の犯罪件数を前年同期(07年1月~11月)と比較すると、三丁目は前年(25件)に比べ4割近く減少し、16件にとど