静岡県御殿場市で2001年9月、少女(当時15歳)に乱暴しようとしたとして強姦(ごうかん)未遂罪に問われ、最高裁で有罪が確定して服役した当時16~17歳の元少年4人が、「虚偽の被害申告などで有罪判決を受け、精神的苦痛を受けた」として、被害者とされた女性に計2000万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁沼津支部に起こした。 提訴は昨年12月21日付。訴状によると、元少年らは「強姦未遂の事実は全くない」と主張。取り調べや公判などで女性が虚偽の証言を撤回しなかったため、無実なのに有罪判決で服役し、精神的苦痛と財産的損害を受けたなどとしている。 4人は他の少年6人とともに強姦未遂容疑で逮捕され、捜査段階では容疑を認めたものの、その後否認に転じた。静岡地裁沼津支部の1審では女性が証言を変え、検察側が、犯行があったとする日を1週間前倒しする経緯をたどった。 女性の代理人弁護士は、「有罪判決が確定している