正直、佐村河内守という名前は私にとっては、今回の事件についての投稿がtwitterで流れてくるまで完全にノーマークであった1。いつのまにやら「現代のベートーヴェン」とか持ち上げられているなどつゆほども知らなかった。何でも高度聴覚障害者(中途失聴者)身体障害者2級にして、交響曲などを書き上げ、評論家などからも非常に高い評価を受けていたが実は違ったという話のようでなんとも香ばしい。私は単なる音楽好きの素人兼身近に聴覚障害者がいるためにその辺りにある程度詳しくなってしまったやはり素人というダブル素人なわけだが、それでもこの絡みについての世の中の誤解が香ばしすぎるのでちょっと誤解シリーズを書いてみようと思った。 作曲という概念についての誤解 新垣氏は表に出られない事情があったから佐村河内守名義にしたのだという誤解 あの作曲指示書がすごいという誤解 ベートーヴェンは高度難聴者だという誤解 現代音楽は