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  • 失われた傑作『ブラックロッド』、復活 - hatikaduki’s diary

    ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 15 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:古橋秀之,別天荒人,堀越耕平 集英社 Amazon 今年の7月に最終巻が出たヒロアカの外伝『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』の原作担当をしている古橋秀之(敬称略)は本来は小説家でして、近年だとSFショートショート集『百万光年のちょっと先』を2019年に出版したほか、主にライトノベルレーベルでたくさんのすぐれた作品を書いています。 古橋秀之は、作品の質の高さ、その割に売り上げには繋がっていなさそうな不遇さ、同門*1の秋山瑞人(『E.G.コンバット』『猫の地球儀』『イリヤの空、UFOの夏』など)とのセット扱いなどから、00年代にラノベが好きだった者にとっては深く記憶に刻まれた作家なんですが、その古橋秀之の代表作とされることが多いのが、『ブラックロッド』シリーズ三部

      失われた傑作『ブラックロッド』、復活 - hatikaduki’s diary
    • KADOKAWAの最大50%還元セールに便乗して時代小説からファンタジーまで、傑作を並べてみた。 - Something Orange

      KADOKAWAの傑作小説を紹介してみる。 ●時代小説 冲方丁『天地明察』 山田風太郎『柳生忍法帖』 山田風太郎『魔界転生』 山田風太郎『八犬伝』 ●SF 池上永一『シャングリ・ラ』 小松左京『復活の日』 小松左京『日本沈没』 小松左京『果しなき流れの果に』 半村良『太陽の世界』 光瀬龍『宇宙年代記【合本版】』 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』 山田正紀『神狩り』 山本弘『神は沈黙せず(上)(下)』 ●ミステリ 青崎有吾『地雷グリコ』 赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』 綾辻行人『Anotehr』 綾辻行人『殺人鬼』 綾辻行人『霧越邸殺人事件』 乙一『GOTH』 馳星周『不夜城』 初野晴『ハルチカシリーズ』 横溝正史『本陣殺人事件』 横溝正史『獄門島』 米澤穂信『古典部シリーズ』 ●ファンタジー 荻原規子『西の善き魔女』 マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン『【合本版】ドラゴンラン

        KADOKAWAの最大50%還元セールに便乗して時代小説からファンタジーまで、傑作を並べてみた。 - Something Orange
      • 「UNIXという考え方」から連想されるすべてのアイデア | Developers.IO

        ちゃだいん(@chazuke4649)です。 今社内で改めて名著であるとしてその名前をよく見聞きする「Unixという考え方」。積ん読になっていたので最近ようやく読みました。すると驚くほど気づきが多かったので今回ブログで書いてみることにしました。 前提として日頃考えていること ちょっと自論ですが、IT(情報技術)、コンピューター、インターネット、これらの分野の本質は「課題解決」であると考えます。それを実現するための道具(手段)として現在私たちがありがたく使っている様々な技術が存在すると思うのです。それはどういうことかというと、これらの技術が発達した背景にはいつも何かの課題があり、それを解決するための工程や軌跡がこれらの歴史を作ってきたという風にみて取れるからです。例えば、ワールドワイドウェブの誕生は多くの場面で語り尽くされていますが学会の論文にて引用している文献をいちいちメールや郵送でやり取

          「UNIXという考え方」から連想されるすべてのアイデア | Developers.IO
        • 日本の科学は失速状態 『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』 - HONZ

          日本の科学は失速している。一昨年の3月、ネイチャー誌に掲載されたレポートは大きな反響を呼んだ。一般の人たちには驚きを持って迎えられたようだが、多くの研究者にとっては、やはりそうかという感じであった。 『誰が科学を殺すのか』は、企業の「失われた10年」、「選択と集中」でゆがむ大学、「改革病」の源流を探る、海外の潮流、の4章から構成されている。毎日新聞に掲載された「幻の科学技術立国」シリーズが元になった本だ。 大学に関しては、行きすぎた選択と集中、地方国立大学の疲弊、若手研究者の待遇の悪さ、博士課程進学者減少などが紹介されており、内部で実感していることと完全に一致する。 どのテーマについても、客観的かつ冷静な記述と考察がなされている。わかっているにもかかわらずマスコミがなかなか書かなかったiPS細胞関連予算の問題点についても、果敢に踏み込んでしっかりと書かれている。 ネイチャー誌の記事以来、論

            日本の科学は失速状態 『誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃』 - HONZ
          • カニに取り憑かれた70歳女性が前代未聞のカニ本を出版 大学院でカニ文化を研究(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース

            突然ですがクイズです。 11月6日は何の日でしょうか? 正解は……ズワイガニ漁の解禁日! 【写真】カニ、カニ、カニ…ズワイガニ解禁日の漁の様子 この日の夕方から、新聞やテレビのニュースでは水揚げされたばかりのズワイガニが躍り、カニシーズンの到来を華々しく告げるのが“お約束”となっていますよね。 さあ、では次の問題です。 この「漁解禁日のカニ報道」が始まったのはいつ頃からでしょう?(A) はい次。 大阪・道頓堀のランドマーク「かに道楽」の創業者今津芳雄の出身地は?(B) 次。 カニの産地でカニを食べる旅行「カニツーリズム」が始まったのはいつ頃?(C) 次。 カニの本場として知られる兵庫県北部の香美町・香住で、最初に宿泊客にカニすきを出したとされる宿はどこ?そしてそれはいつ?(D) …もうよろしいでしょうか。こういったカニ、特にズワイガニにまつわる歴史や文化を多角的に掘り下げた前代未聞の研究書

              カニに取り憑かれた70歳女性が前代未聞のカニ本を出版 大学院でカニ文化を研究(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース
            • リアルロボットアニメとそのプラモデルの黄金時代はたった4年しか続かなかった、という話。 | 超音速備忘録

              昨年暮れ、いきなりゲラのpdfが送られてきた。 『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』と題されたその本は、 その名の通り、ガンプラブームに端を発したリアルロボットアニメとそれを取り巻くプラモデル文化の狂乱と、 そのあまりにもあっけない終焉(……そう、終焉だ)を網羅的かつ異常なテンションでまとめた一冊であった。 読んでいるだけで、いつもの調子で喋りまくるあさのまさひこの肉声が画面を通じて聞こえてくるようだった。 そして信じられないほど濃厚で、ありえないほど量の多い脚注。 左上に注記してあるとおり、この本には写真やイラストといった図版はいっさいない。 画像なんてググればほとんど出てくるし、おそらくここに出てくる物体について断片的に記録された雑誌や書籍はゴマンとある。 しかし、書いてあることはググって出てくることとそうでないことがあり、ちゃんと全てが地続きに語られている。 これがマジ

                リアルロボットアニメとそのプラモデルの黄金時代はたった4年しか続かなかった、という話。 | 超音速備忘録
              • プログラマの三大美徳について…その原典ではどう語られているのか - Magnolia Tech

                プログラミングPerl〈VOLUME1〉 作者:ウォール,ラリー,オーワント,ジョン,クリスチャンセン,トム発売日: 2002/09/01メディア: 単行本 何度も読み返す技術書の話題で忘れてはいけないのがPerlの作者であるLarry Wallが書いた「Programming Perl」。 この本、Perlというプログラミング言語に関する解説書である共に、定期的にブログなどで話題になる「プログラマの三大美徳(無精、短気、傲慢)」に ついて解説されている原典でもある。 この三大美徳…意外と原典ではストレートには語られていない点も興味深い。三大美徳の中身は散々語られているので、ここでは原典でどのような流れで語られているのか調べた。 Perl自体の人気もだいぶ下がっているし、日本語に訳されているのはPerl 5.6対応(20年前!)の第3版しかなく、2012年に出版された第4版は日本語には翻訳

                  プログラマの三大美徳について…その原典ではどう語られているのか - Magnolia Tech
                • 子供達の語彙力が低下しているのを感じる - 育児猫の育児日記

                  語彙力の低下はずっと指摘されています 語彙力が足りないと・・・ 小学4年生の語彙力 言っていいことと悪いことがある 語彙力の低下を防ぐためには 語彙力の低下はずっと指摘されています 語彙力とは「語彙の量」と「語彙の質」が確保されているかどうか?だと思います。 「語彙の量」はたくさんの言葉を知っているということで、「語彙の質」とは言葉を正しく使えるかどうかということです。 日本の語彙力の低下は、ここ数年指摘され続けています。 例えばPISA(国際学習到達度調査)では、日本の高校生の読解力の順位は2012年は4位、2015年は8位、そして2018年は15位と急落しています。 これは文章を読めないということもありますが、そもそも書いてある語句の意味が分からない若者が急増しているためでもあると考えられています。 https://www.mext.go.jp/content/1423048_6.pd

                    子供達の語彙力が低下しているのを感じる - 育児猫の育児日記
                  • 東京五輪にみる翻訳記事の危うさ(鴻巣友季子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    刺激の強い言葉を使いたがるマスコミIOC会長のトマス・バッハ氏も来日し、東京オリンピック、パラリンピックの開催予定日が近づいてきた。しかしコロナ禍で紆余曲折を経てきたこの東京五輪2020には、反対の声も強くある。 そうした経緯を反映しているのか、報道記事、とくに翻訳記事の見出しや本文中に、原文の意味や発言者本人の意図と些か違うのではないかと思われる表現が見受けられる。 目を引くキャッチーな見出しを使ったり、発言中でも読者の強い反応を喚起しそうな言葉を切り取ったり……メディアのこうした手法は今に始まったことではないのだけれど、最近とみに危うさを感じるようになっている。 「意訳」を利用したイメージづけはNG 先日の東京五輪2020五者会談で、東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県が「無観客試合」とする旨が決定された。その後、北海道と福島も無観客を選択した。 その無観客試合の決定を受けて、バッハ会長

                      東京五輪にみる翻訳記事の危うさ(鴻巣友季子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • 行動経済学を応用して「飲食店の売りたいメニュー」に注目させる方法を東大教授に聞いてみた - おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。

                      消費者行動や行動経済学を研究されている東京大学大学院の阿部誠教授に、個人の飲食店でもできる工夫やアイデアなど、人間の行動原理をもとにしたお店づくりについて伺いました。 行動経済学をはじめとする学問の教授に、データの観点から飲食店の店づくりや集客方法、リピーター施策として効果的なことを深掘りしていきます。今回は消費者行動や行動経済学を研究されている東京大学大学院の阿部誠教授にインタビューを行いました。 個人の飲食店でもできる工夫やアイデア、お客さんが気にするポイントとはどこなのか?人間の行動原理をもとにしたお店づくりについて考えます。 阿部誠さん 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。1991年マサチューセッツ工科大学博士号(Ph.D.)取得後、同年からイリノイ大学助教授に就任。1998年東京大学大学院経済学研究科助教授を経て、2004年から現職。ノーベル経済学賞受賞者との共著を含め、マ

                        行動経済学を応用して「飲食店の売りたいメニュー」に注目させる方法を東大教授に聞いてみた - おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。
                      • ラノベやなろうは3~40代の読み物で今の20代は読まない?

                        ナースゆつき@怪奇な日常、発売中 @momoirocanzume2 職場で後輩(オタ寄り)にラノベにおける俺TUEEEやチート無双ハーレムは若者が好むから、最近そういうの多いんだよね?と質問したら、衝撃の回答が得られました。ついでに言うと、そんなに異世界転移にも興味はないそうです。ちなみに私は30歳代半ばのラノベ愛読家で、異世界ものが特に好きです。 pic.twitter.com/8gs5AstEKx 2019-10-21 21:52:43

                          ラノベやなろうは3~40代の読み物で今の20代は読まない?
                        • 直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)

                          日本SF界の注目作家・小川哲による巨編歴史小説『地図と拳』が第168回直木三十五賞を受賞した。日露戦争後からの半世紀、満洲​のとある町という絶妙な舞台で、歴史・地理・風俗・文化の背景が緻密に描かれ、そこにダイナミックなドラマが展開するこの作品は、一読した読者を強力に惹きつけている。 この壮大な歴史ドラマはいかにして作られ得たのか。実は、作品の歴史考証には、ある中国史研究者が協力していた。『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(講談社学術文庫)の著者である澁谷由里氏がいま語る、創作と考証をめぐる秘話。 作家の「ツボ」を衝いた? カルト集団事件の研究書 第168回直木三十五賞受賞作『地図と拳』(集英社刊)の歴史考証を、『小説すばる』での連載開始前から単行本刊行までの約4年間、筆者は手がけてきた。「満洲もの」を書きたいと志した著者の小川哲氏が、拙著を読まれて、担当編集者とともに筆者の研究室を訪ねて

                            直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)
                          • 15年前に現実的ではないと出版してもらえなかった小説「ロックダウン」、現実的だったので出版へ : らばQ

                            15年前に現実的ではないと出版してもらえなかった小説「ロックダウン」、現実的だったので出版へ スコットランドの作家ピーター・メイ氏による、パンデミックを題材にした小説「ロックダウン」(都市封鎖)が出版されました。 実は執筆されたのは15年前の2005年。ところが出版社により「あまりにも現実からかけ離れていて、合理的ではないストーリー」だと一蹴され、お蔵入りとなっていたものでした。 Peter May - author - 小説「ロックダウン」は、ロンドンで感染症が発生し、政府が都市封鎖を実施するまでの過程を描いた2005年の作品。 ところが非現実的な内容を理由に出版社から刊行を拒まれ、ピーター・メイ氏も執筆したことを忘れていました。 ところが彼のファンがツイッターで「ぜひ新型コロナウイルスの流行を背景にした作品を書いて欲しい」と発言し、かつて似た題材の小説を執筆していたことを思い出しました

                              15年前に現実的ではないと出版してもらえなかった小説「ロックダウン」、現実的だったので出版へ : らばQ
                            • 「長い箸使って地獄と極楽で食事する話」実際にやってみる

                              1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:土曜のお便り 〜媚び彫刻の森美術館 『三尺三寸箸』への無粋な疑問 『三尺三寸箸』という仏教説話がある。中学校の時の先生が話してくれて、印象に残ってずっと覚えていた。ざっくり説明するとこんな話だ。 ある人が地獄と極楽に見学に行くことになった。地獄の食事は豪華なのだけど箸が三尺三寸(1メートルくらい)もあって、自分の口に食べ物を持っていけない。食べられないので皆痩せているし、苛立っており争いが絶えない。 極楽にも豪華な食事と長い箸がある。地獄と違うのは、箸で食べ物をつまんだら向かいの人に食べさせてあげるところ。環境が同じでも助け合うことで素晴らしい世界になる、という話。 中学校の時に一回だけ聞いたこの話をずっと

                                「長い箸使って地獄と極楽で食事する話」実際にやってみる
                              • 23/1/4 重い腰を上げて10年前に積んだ女性主人公ラノベ83冊を崩した【1/4】 - LWのサイゼリヤ

                                10年前に積んだラノベの山と向き合う 女性主人公と百合がマイナー性癖だった時代 終わっていた人権感覚 読んだ女性主人公ラノベリスト 女性主人公ラノベレビュー わりとヌルめのハードSF 境界知能×お世話係の共依存SM百合 DTMものニッチ需要 ゼロ年代ノベルゲームオタク特攻 マジで主人公が雑魚すぎ 真犯人判明したときこいつ誰?って思った 陰毛の有無に六万賭けるタイプのマリみて 福島県白河市在住者のみ必読 「エロゲーを作るわよ!!」のやつ ゼロ年代夢女の理想郷 魔法少女史を変えていたかもしれない 無のラノベ1 無のラノベ2 10年前に積んだラノベの山と向き合う 中高生の頃は貪るように読めるライトノベルだが、成人するあたりから一気に読むのがキツくなることで知られている。 俺もかつて若さに任せてラノベを買いまくったはいいものの、いざ手を付ける前に読むのがキツイ年齢に突入してしまう。それから長きに渡

                                  23/1/4 重い腰を上げて10年前に積んだ女性主人公ラノベ83冊を崩した【1/4】 - LWのサイゼリヤ
                                • 簡単最速!アフィリエイトブログ最初の一歩【はてなブログ公式アフィリエイトブログのすすめ第1回】 - 週刊はてなブログ

                                  はてなブログでは、2019年10月から営利利用が解禁*1になり、アフィリエイトブログが作れるようになりました。「何から始めたらいいの?」「こういう使い方は大丈夫かな?」というご質問も多くいただいています。 そこで、週刊はてなブログ編集部では「はてなブログ公式アフィリエイトブログのすすめ」と題し、はてなブログでの商品リンクの貼り方から押さえておきたいルールやポイントまで、わかりやすく紹介する特集をはじめます! 第1回となる本記事では、初心者さんに最もおすすめの、はてなブログの機能を使ったアフィリエイト広告の掲載方法をご紹介します。 「はてなの機能を使ったアフィリエイト」が初心者さんにおすすめの理由! アフィリエイトをはじめる前に!欠かせない2つの前準備 1. アフィリエイトプログラムへの契約 楽天アフィリエイト Amazonアソシエイト(アフィリエイト)プログラム iTunesアフィリエイト

                                    簡単最速!アフィリエイトブログ最初の一歩【はてなブログ公式アフィリエイトブログのすすめ第1回】 - 週刊はてなブログ
                                  • インセンティブから目を逸らして社会を語るな(読書メモ:『自己責任の時代:その先に構想する、支えあう福祉国家』) - 道徳的動物日記

                                    自己責任の時代――その先に構想する、支えあう福祉国家 作者:ヤシャ・モンク みすず書房 Amazon タイトルが想像できるように、近年に蔓延している(とされる)、いわゆる「自己責任論」を批判する本。 また、著者のヤシャ・モンクの教師のひとりがマイケル・サンデルであるらしく、「謝辞」でも真っ先にサンデルの名前が挙げられている。 そして、この本の内容も、ベストセラーになったサンデルの『実力も運のうち』とかなり近い。あちらは「能力主義」を批判する本であったが、かなりの部分までは「自己責任論」批判と重なるものであった。主に批判する思想家がジョン・ロールズであるところも似ている(サンデルはフリードヒ・ハイエクも強めに批判していたのに対してモンクは運の平等主義者を批判しているところに違いはあるが)。政治家などの発した世俗的な言葉を引きながら「最近ではこんな風潮があります」と紹介しつつ、ロールズなどの思

                                      インセンティブから目を逸らして社会を語るな(読書メモ:『自己責任の時代:その先に構想する、支えあう福祉国家』) - 道徳的動物日記
                                    • それはノイズか都市音楽か… 日本の“騒音史”を英大学講師が紐解く | 静けさを好む国民はなぜ騒音にまみれているのか

                                      英シェフィールド大学で日本を専門に研究するマーティン・スミスは、1920年代の日本で巻き起こった「何が社会にとって騒音なのか」という議論に注目し、その論考をメディア「カンバセーション」に寄稿した。 何が日本の文化としての音なのか(あるいは、不快な喧騒音なのか)。工業化が著しく進んだ当時の日本が抱えた切実な悩みが垣間見える。 騒音を気にしない国民? ATMやエレベーター、エスカレーターの自動音声。デパートや駅、スーパーや商店街の喧騒。電車やバスに乗る際のアナウンスにサイレンやクラクション、車の往来、歩行者の行き交う音……。 「静けさを重んじる日本文化とは逆に、今の日本は騒音に満ちている」と、米国人ジャーナリストのダニエル・クリーガーは指摘した。 騒音あふれる日本の現状に危機感をおぼえる哲学者の中島義道は、「騒音漬けにされた人々」について語っている。中島によると、日本の騒音問題の根底には、日本

                                        それはノイズか都市音楽か… 日本の“騒音史”を英大学講師が紐解く | 静けさを好む国民はなぜ騒音にまみれているのか
                                      • 【ランキング速報!】ベストSF2023、国内篇&海外篇トップ10発表|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        毎年恒例の年間SFガイドブック『SFが読みたい! 2024年版』が本日発売! 作家や書評家など、SFのプロたち約100人の投票による年間ベストSFランキングや、第1位に輝いた作家、翻訳家のインタビュー、総勢55名の作家・評論家によるスペシャルエッセイ、2024年の各社SF刊行予定など、今年も盛りだくさんの内容となっています。本記事では特別にランキングの一部を公開します。全ランキング&詳細につきましてはぜひ本書をご覧ください! ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ベストSF 2023[国内篇]1『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』高野史緒/ハヤカワ文庫JA…231点 2『わたしたちの怪獣』久永実木彦/創元日本SF叢書…196点 3『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』宮澤伊織/創元日本SF叢書…150点 4『走馬灯のセトリは考えておいて』柴田勝家/ハヤカワ文庫JA…140点 5『あなたは月面に倒れてい

                                          【ランキング速報!】ベストSF2023、国内篇&海外篇トップ10発表|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • 「何度も読み返してしまう漫画」集計

                                          anond:20200929220019 のブコメが非常に参考になったので雑に集計してみた(10月1日11時頃時点) 22回 マスターキートン18回 HUNTER×HUNTER16回 スラムダンク、風の谷のナウシカ15回 ワールドトリガー、動物のお医者さん、寄生獣13回 プラネテス、レベルE12回 ダンジョン飯11回 げんしけん、ヒストリエ、ファイブスター物語、乙嫁語り、火の鳥10回 ガラスの仮面、機動警察パトレイバー8回 それでも町は廻っている、めぞん一刻、ギャラリーフェイク、ブラックジャック7回 うしおととら、のだめカンタービレ、ダイの大冒険、ヨコハマ買い出し紀行、美味しんぼ6回 じゃじゃ馬グルーミンUP、ジョジョの奇妙な冒険、ドラえもん、ハコヅメ、ヒカルの碁、柔道部物語、進撃の巨人5回 3月のライオン、H2、Landreaall、ぼくの地球を守って、エリア88、パタリロ、刃牙、究極超

                                            「何度も読み返してしまう漫画」集計
                                          • 勝者の苦悩みたいなスポーツ漫画が読みたい

                                            スポーツ漫画って大体「落ちこぼれ主人公が成長して、強敵を倒す」みたいな内容のが多いじゃん。 そういうのじゃなくて「勝ち続けるプレッシャー」みたいなのを書いたスポーツ漫画が読みたいんだよね。ピンポンのドラゴンとかはねバドの益子みたいなキャラをメインで書いたのが読みたい。(別にスポーツであれば卓球じゃなくても良い) 追記 伸びてて驚いた。松本大洋のZEROは気になったので、読んでみる。 あといくつか挙げられているけど、「勝てるわー退屈だわー」的なのが読みたいわけじゃなくて、あくまで「周りは当然のように勝つことを期待されてるのが本人にすごいプレッシャーになったりして悪影響になってる」みたいなのが見たい。そうなるとあんまり益子は見たいのに合ってないな。どちらかと言うと羽咲のトラウマ起因の勝利への執着の方がが近いかも。

                                              勝者の苦悩みたいなスポーツ漫画が読みたい
                                            • コロナ前に戻りたい? 仕事に家族…非常時にはがされた「化けの皮」

                                              台風24号の影響で在来線がストップし、大勢の通勤客らで身動きの取れない状態となったJR新宿駅構内=2018年10月1日午前9時14分、東京都新宿区、松本俊撮影 出典: 朝日新聞 リトマス試験紙だったコロナ禍 ますます試されていく「人間性」 もともと「遊動者」だった私たち 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は、この先何年も(ひょっとするとさらにもっと長期間にわたって)付き合わざるを得ない「日常風景」になりそうです。一時期は、「コロナが終わったら何がしたい」といった無邪気な声も聞かれましたが、「コロナありきの社会」へと考えをあらためなければならなくなりました。これを「悪夢」ととらえるのは簡単ですが、満員電車の通勤や、意味もなく続けていた会議の日々が「天国」だったのか、冷静に考え直す動きもあらわれはじめています。人間関係を「見切る」「差し引く」きっかけとしてのコロナについて考

                                                コロナ前に戻りたい? 仕事に家族…非常時にはがされた「化けの皮」
                                              • 天才プログラマーにして闇社会の帝王、超大金持ちにしてドケチ。その男の名はル・ルー。ドラマ化決定の『魔王: 奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』は超弩級のノンフィクションだ! - HONZ

                                                天才プログラマーにして闇社会の帝王、超大金持ちにしてドケチ。その男の名はル・ルー。ドラマ化決定の『魔王: 奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』は超弩級のノンフィクションだ! 海賊が跋扈するため、ソマリア沖ではマグロ漁ができなくなっていた。そこで漁をすれば一網打尽、一攫千金だ。しかし、そのためにはロジスティクスも安全も確保しなければならない。巨額の資金による、飛行場付き、傭兵が警護する完全武装の漁業基地建設が始まった。 全米で多くの医師や薬剤師がオンライン薬局での処方薬販売にかかわっていた。違法ぎりぎりの取引に気づいた麻薬捜査官による捜査が始まった。巧妙に操作されたインターネットサイトの裏側で、たったひとつの会社、RX社が巨額の取引を仕切っていた。 腐乱死体を乗せた難破ヨットがトンガの環礁で見つかった。当局が捜査したところ、その船室の壁には末端価格は9000万ドル以上にもなるコカインの塊

                                                  天才プログラマーにして闇社会の帝王、超大金持ちにしてドケチ。その男の名はル・ルー。ドラマ化決定の『魔王: 奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』は超弩級のノンフィクションだ! - HONZ
                                                • 続きがでなくて悲しかった最近のSFたち - 基本読書

                                                  25日発売のSFマガジン2020年10月号、ハヤカワ文庫SF50周年号で、50周年を記念して渡邊利道さん、鳴庭真人さんと僕の3人で座談会をやっています。 SFマガジン 2020年 10 月号 発売日: 2020/08/25メディア: 雑誌あまり明確なテーマはなくざっくばらんに最近のハヤカワ文庫SFや創元SF文庫について話そう、といったかんじで楽しく話したんですが、その座談会に備えて近年(5年ぐらい)のラインナップを見返したり、どのジャンルが何冊ぐらい出ているのかを数えていたら、「そういえばこれ続きが結局出なかったな……」とか、「というかなんで出なかったんだよ!!」と怨念が蘇ってきたので、供養代わりに記事にしようかと思います。ちなみに早川の編集さんにはその場で続きを出せ! といってます。 ラメズ・ナム『ネクサス(上・下)』 ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF) 作者:ラメズ ナム発売日: 2

                                                    続きがでなくて悲しかった最近のSFたち - 基本読書
                                                  • 『本を売る技術』本屋における暗黙知がこの1冊に! - HONZ

                                                    書店員の仕事にはマニュアルがなく、口伝や仕事を盗んで覚えるしかないと言われてきた。そんな中『本を売る技術』という本が売っていたので買ってみたところ、本書には自分が書店員になったときに口伝で教わったことや、誰からも教わることなく、働いていた間にトライ&エラーを繰り返して、最適解だと思ってやっていた技術が書かれていた。本書を読み終えたとき、書店員になったときに、この本があれば、あんなに苦労しなくても済んだのに!という思いが強く残った。 書店を辞めてから5年近くが経ち、だんだん書店員時代の記憶もうすれつつある。自分が書店員時代に見聞きした、書店における暗黙知のようなものが、本書には論理的にまとめられていた。ここまで書店員の仕事を論理的に書いてある本はいままで見たことがない。とりあえず全書店員は本書を教科書のように読んだらいいと思う。加えて、10年間書店員として働いていた際、自分が意識していたこと

                                                      『本を売る技術』本屋における暗黙知がこの1冊に! - HONZ
                                                    • カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                      カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源』(白水社)をお送りいただきました。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b621504.html と、書くと、えっ?と思われる方も多いかも知れません。 いや、正真正銘の、あのひげのおじさんのマルクスの本です。ただし、浩瀚なマルクス・エンゲルス全集には収録されていない稀覯論文です。 なぜ収録されていないか?それは、レーニンや、とりわけスターリンの逆鱗に触れるような中身だからです。 タタールの軛がもたらしたものは? なぜロシアは膨張したのか? クリミア戦争下構想され、数奇な運命を辿ったマルクスによるロシア通史。 「ロシアが欲しいのは水である」 資本主義の理論的解明に生涯を捧げたマルクス。彼はこの『資本論』に結実する探究の傍ら、一八五〇年代、資本の文明化作用を阻むアジア的社会の研究から、東洋的専制を発見する

                                                        カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                      • なぜ人類は国家を作り、発展させられたのか?──『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 - 基本読書

                                                        反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー 作者:ジェームズ・C・スコット出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/12/21メディア: 単行本我々人類の大半は今は家畜を飼い、農耕を行い、足りない分を輸入することで定住生活を営んでいる。一般的に、そうやって定住して生活をすることは文明的であることの証である。なぜなら我々人類は、狩猟採集生活から、動植物の家畜化・作物化が発生し、そこから固定した畑での農業、定住に繋がったと思われているからだ。 だが、定住は動植物の家畜化・作物化よりもずっと早かったし、初期文明とされる農耕-牧畜文明の連合体が発生する4千年前には、飼いならしによる家畜化や作物化はすべて行われていたのである。つまり、人間は農耕の技術を得てから即、国家を作り始めたわけではない。その後長い年月をかけてようやく国家らしきものが成立しはじめたのである。国家を作り上げることで人間

                                                          なぜ人類は国家を作り、発展させられたのか?──『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 - 基本読書
                                                        • 悪質なクレーマーの共通項は、従業員の「対応の乱れ」とか「ルールの不徹底」に食いついてくること。

                                                          組織におけるクレーム対処の話をします。 先日、Books&Appsさんで、雨宮紫苑さんがこんな記事を書かれていました。 ドイツでは労働者が偉いので、客は「労働者様に働いていただく」立場です。 書いてある内容については全体的に首肯するところなんですが、読んでいる内に自分自身が客商売のバイトをしていた時のことも思い出しまして、ちょっとそれについて書きたくなりました。 苦学生という程のことでもないんですが、学生時代はとにかくお金がありませんで、四苦八苦しながら色んなバイトをしていました。 出版社でのゴーストライターもどきの仕事、塾講師や家庭教師のアルバイトから、某有名ドラッグストアでのバイト、家電量販店でのバイト、書店でのバイト、変わったところでは美容師さんのカットモデルのバイトなんかにも手を出していたことがあります。 なんか美容師さんのコンテストだか大会みたいなものがあって、そこに出場する美容

                                                            悪質なクレーマーの共通項は、従業員の「対応の乱れ」とか「ルールの不徹底」に食いついてくること。
                                                          • 図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか? - いつも、学ぶ人の近くに【ベレ出版】

                                                            著者名 須黒達巳 ISBN 978-4-86064-676-9 ページ数 184ページ 判型 A5判 並製 価格 定価2,200円(本体2,000円+税10%) 発売日 2021年12月14日発売 内容紹介 生きものの種を確定させることを「同定」といいます。「同定なんて図鑑をパラパラめくって同じのを探せばいいんでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、そんな簡単なことではありません。「似ているのが多くて同定に自信がもてない」「どうしてパッと見で同… もっと見る 著者コメント (「まえがき」より) 私は生き物が好きで、それにどっぷり浸かった人生を送っていますが、「生き物好き」にもいろいろなタイプがあります。造形が好き、動きが好き、食べるのが好き、捕まえるのが好き、生き様を知るのが好き、作品にするのが好き、… もっと見る 須黒達巳(すぐろ たつみ) 慶應義塾幼稚舎 理科教諭。 1989年生まれ、

                                                              図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか? - いつも、学ぶ人の近くに【ベレ出版】
                                                            • 「2年目になって泣きながら勉強してる」プログラミングに興味を持つのはいいが、これらの知識を先に入れておかないと入社したときに結構病む (3ページ目)

                                                              きさらぎ @zer0_ykisaragi プログラミングに興味を持つことは良い事だけど、自分自身の後悔を書くと、 コンピュータサイエンス ネットワーク セキュリティ Linux SQL/DB GitHub を先にやっておくべきだった。 入社してからここが分からないと結構病むレベル 2021-09-22 06:39:02

                                                                「2年目になって泣きながら勉強してる」プログラミングに興味を持つのはいいが、これらの知識を先に入れておかないと入社したときに結構病む (3ページ目)
                                                              • HUMAN+ 女と男のディクショナリー(改訂第二版)

                                                                Windows 10 Microsoft Edge (Chromium) 最新版 / Google Chrome 最新版 macOS 11.6 Safari 最新版 iOS 最新版 (15.6) Safari Android 11.0以上、13.0未満 Google Chrome 最新版 (OSの標準ブラウザは未対応) (一部機種は正常に動作しない場合があります) ※Apple、Apple のロゴ、Mac OS は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 ※iOSは,Apple Inc.のOS名称です。IOSは,Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の国における登録商標または商標であり,ライセンスに基づき使用されています。 ※Google および Android、Google Chrome、Google Play は、米国および他

                                                                  HUMAN+ 女と男のディクショナリー(改訂第二版)
                                                                • ノートなく大学が調査 「ケータイを持ったサル」の著者:朝日新聞デジタル

                                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                    ノートなく大学が調査 「ケータイを持ったサル」の著者:朝日新聞デジタル
                                                                  • 知る人ぞ知る名著『伝わる英語表現法』

                                                                    田中健一 ※「これで英語がペラペラに!」「これを読めばTOEIC●●●点間違いなし!」――こんな広告や売り文句がいたるところで目に飛び込んできます。でも、結局は「どうしたらいいか分かんない!」となりがちです。そしてそんなときこそ、定評のある学習法に立ち返るのが最適です。2001年に刊行され英作文学習の名著として評価されてきたものの長く品切れとなっていた長部三郎『伝わる英語表現法』が、今月遂に復刊します。その魅力を、英語講師の田中健一さんに紹介していただきました。 [追記]本書の復刊は、発表された時からTwitterで話題となり、なんと復刊となった当日(8月20日)に、早くも更なる重版が決まりました。 ■英作文学習に最適な教材 10年ほど前の夏のことでした。 「先生、この本どうですか。父の書斎で見つけたのですが」 京都大学志望の男子生徒(その後、見事に合格しました)が、私の出講する予備校の講

                                                                      知る人ぞ知る名著『伝わる英語表現法』
                                                                    • 特集ワイド:多言語学習 才能は関係ない 「20カ国語ペラペラ」絶版の名著復刊 | 毎日新聞

                                                                      今年5月、絶版となっていた1969年出版の名著が復刊した。「20カ国語ペラペラ――私の外国語学習法」(ちくま文庫)である。折しも10日から外国人観光客の受け入れが再開され、国際交流も進むだろう。復刊にあたって解説を書いた言語学者で神田外語大特任教授の黒田龍之助さん(57)と語り合った。 「実は、僕が仕掛け人です」。黒田さんは旧版を取り出しながら言った。「中古で何千円もするんです。読みたいという教え子に貸したくても貸せなかった。それなら復刻させようといろいろな出版社の編集者に『この本、いいよ』と勧めていたら、筑摩書房さんが興味を持ってくれました」。担当編集者によれば、売れ行きも好調で刊行後すぐに重版が決まったという。「復刊を待っていた人がいっぱいいたんだな」。驚きを隠そうとしない黒田さんである。 著者の種田輝豊さんは翻訳者、通訳者として活躍した。38年に広島県で生まれ、45年に北海道に移住。

                                                                        特集ワイド:多言語学習 才能は関係ない 「20カ国語ペラペラ」絶版の名著復刊 | 毎日新聞
                                                                      • 「日本最大級の偽文書」か 郷土史の定説ひっくり返るかも…京都・山城の古文書|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                                                                        椿井文書を模写したとされる「笠置山之城元弘戦全図」。椿井文書が山城地域に波紋を広げている(京田辺市田辺・中央公民館) 京都府山城地域の自治体史に数多く引用されてきた史料「椿井文書(つばいもんじょ)」を偽文書と指摘する新書が先頃出版され、地元の歴史関係者らに波紋を広げている。たった1人の男が質の高い偽文書を大量に作り出した手法などを明らかにしており、特に関わりの深い山城地域では定説が覆りかねないためだ。郷土史が再検証を迫られるだけでなく、「日本最大級の偽文書」の作者かもしれない男の人物像にも注目が集まる可能性がある。 椿井文書は、山城国相楽郡椿井村(現木津川市)の有力農民、椿井政隆(1770~1837年)が制作した文書の総称。椿井は山城や近江、河内、大和などで、武家につながる家系だと示したい豪農や山の支配権争いなどに関わり、歴史的な正当性を与えるために多くの文書を創作したとされる。 以前から

                                                                          「日本最大級の偽文書」か 郷土史の定説ひっくり返るかも…京都・山城の古文書|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                                                                        • 統計初学者が統計検定1級に合格する方法 - クルトンのプログラミング教室

                                                                          こんにちは、クルトンです! 2021年11月21日に実施された、統計検定1級(数理統計、応用統計(理工学))に合格することができました! なので、この記事では統計検定を受けるまでに勉強した内容について書こうとおもいます。 勉強を始める前の状態 どんな試験か 参考書 入門統計解析 現代数理統計学 現代数理統計学の基礎 大学教養線形代数(数研講座シリーズ+チャート式) 確率と確率過程 過去問(2012~2019) 統計学 日本統計学会公式認定統計検定1級対応 やって良かったことorやっておけば良かったこと まとめノートを作る 過去問を早くからやる 連想ゲームをしてみる 最後に 勉強を始める前の状態 統計はセンター試験と大学1回生のときに般教でやった程度(分散は分かるけど不偏分散って何?ぐらいのレベル) 大学数学は微積分を選択したので線形代数は何も知らない 高校数学は得意な方だった みたいな感じ

                                                                            統計初学者が統計検定1級に合格する方法 - クルトンのプログラミング教室
                                                                          • Python実践入門を執筆しました

                                                                            2020年01月24日発売の「Python実践入門 ── 言語の力を引き出し、開発効率を高める」を執筆しました。 お話をいただいたのが2017年の終わり頃1で、そこから2年をかけてじっくりと書きあげました。 その間、レビュアーの方々には何度も何度もレビューをしていただき、自分でも納得のいく書籍となりました。 そこで、ここで著者として本書を紹介しておこうと思います。 対象読者と本書の紹介 Python実践入門は、主な対象読者に次のような方々を想定して書いています。 Pythonの入門書をやりきった方 入門書は一通りやったけどまだ自信を持てない Pythonを業務利用するのはまだ不安 他言語でのプログラミング経験者でこれからPythonを始める方 業務利用の経験はないが転職先やこの先の案件でPythonが必要になる 普段は別の言語を書いてるけどPythonを始めたい すでにPythonを書いて

                                                                              Python実践入門を執筆しました
                                                                            • Webブラウザセキュリティ ― Webアプリケーションの安全性を支える仕組みを整理する

                                                                              紙書籍をお届けします(PDFがついてきます) PDFのみ必要な場合は、こちらからPDF単体をご購入ください 紙書籍は通常、ご注文から2~3営業日で発送します 年末年始や大型連休など、1週間から10日程度、配送のお休みをいただく場合があります。詳しくはお知らせをご覧ください ブラウザの視点で学ぶセキュリティ 米内貴志 著 224ページ A5判 ISBN:978-4-908686-10-8 2021年1月5日 第1版第1刷 2022年8月16日 第1版第3刷 発行 正誤情報 サンプルコードなど 現代のWebブラウザには、ユーザーがWebというプラットフォームを安全に利用できるように、さまざまなセキュリティ機構が組み込まれています。 リソース間に境界を設定し、アプリケーションに制限を課す機構(Origin、SOP、CORS、CSPなど) Webブラウザの動作をOSのプロセスレベルで考察することで

                                                                                Webブラウザセキュリティ ― Webアプリケーションの安全性を支える仕組みを整理する
                                                                              • なんたるガッツ!『明治を生きた男装の女医』がスゴすぎる - HONZ

                                                                                高橋瑞(たかはし みず)、嘉永5年(1852年)生まれ。その名を知っている人はどれくらいいるだろう。日本で三番目に医師国家資格を取得した女性である。『明治を生きた男装の女医』は、その人生を丹念に綴った伝記小説だ。 24歳にして家出、旅芸人の賄い、女中、短く不幸な結婚の後、産婆に弟子入りする。28歳の時、跡継ぎになれと誘われるが、女医になりたいと固辞する。しかし、女性にはその資格がないことを知り、まず内務省へ直接請願に行く。すごい行動力だ。ちなみに、取り上げた赤ん坊は2万人という。 済世学舎への入学を希望するが、女子学生を受け入れたことがないために難色を示される。粘り勝ちするも、「女医は不可」、「乞食」、「行かず後家」などと黒板に書かれるなど、下劣な嫌がらせをうけ続ける。 そんなことはものともせず、無事に修了し、順天堂医院で実習をすませ、34歳にして医師となる。荻野吟子、生沢久野に次ぐ、日本

                                                                                  なんたるガッツ!『明治を生きた男装の女医』がスゴすぎる - HONZ
                                                                                • 好きなモノを本気で推す最適ツールはブログである。戦略としての“推し”ブログ術(寄稿:ゲーマー日日新聞/ジニ)【書籍プレゼントあり】 - 週刊はてなブログ

                                                                                  【書籍のプレゼント情報あります!】 『ゲーマー日日新聞』でゲームの文化的価値を発信するジニ(id:arcadia11)さんに「推す」ツールとしてのブログ術をブログへの溢れ出る愛とともに寄稿いただきました。記事末にはプレゼント情報もあります! この記事は、はてな×KADOKAWAで取り組む「ブログ書籍化プロジェクト」で出版される書籍のプロモーション記事です。 インターネットは戦場と化している。自分が作り出した「正しさ」や「美しさ」を世界中の人間に伝えるべく、企業、行政、シンクタンクなどあらゆる人材とリソースが、インターネットにおける「情報」というミサイルを射出している戦場の如き徹底した砲撃、爆撃、掃射によって、インターネットには視覚的、聴覚的爆音が轟く。 しかし、情報に溢れるインターネットだからこそ、自分の言葉を伝えたいという意志を持つ人が今増えつつある。言葉という武器を抱えて戦場に飛び込み

                                                                                    好きなモノを本気で推す最適ツールはブログである。戦略としての“推し”ブログ術(寄稿:ゲーマー日日新聞/ジニ)【書籍プレゼントあり】 - 週刊はてなブログ

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