大阪市河川事務所の職員が、河川の清掃業務で集めたごみから現金などを着服していた問題を巡り、市が内部告発した職員を懲戒免職としたことについて、橋下知事は24日の記者会見で、「僕だったら免職にはしない。そうじゃないと告発がなくなってしまう」と批判した。 内部告発した職員自身が着服しており、市は、告発自体は処分の軽減材料としつつ、別に同僚への暴言などがあったことも加味して判断したとしているが、橋下知事は「(着服と別件の)処分時期をずらすべきだ。告発しても助けられなかったとなれば、職員はものすごく萎縮する」と述べた。