「SiC」と「GaN」、勝ち残る企業はどこか?(前編):知財で学ぶエレクトロニクス(1)(1/5 ページ) 品質やコストと並んで、設計開発者が関心を持たなければならないのが、「特許」だ。製品設計の前段階から、自らの新たな視点に基づく特許出願を心掛けることが重要だが、まずは技術者が自ら特許について調べるためのヒントが必要だろう。本連載では、特定分野を毎回選び出し、その分野に関する特許の企業別、国別の状況を解説しながら、特許を活用する手法を紹介する。 電子部品や機器の設計開発者が取り組まねばならないことは、少なくありません。まずは、実現したい仕様を前にして、コストや量産性、品質の詰めをしていかなければなりません。 もう1つ忘れてはならないことが「特許」です。製品化に必要な特許が手元にそろっていない場合には、これから設計開発を始める製品を販売できない可能性さえあります。重要な特許の取得は、たとえ