メキシコ湾原油流出事故の現場では8月3日にキャップからの掘削泥水の注入を終え、異常が見られないため、5日9時にキャップからのセメントの注入を始め、午後2時に終了した。 この時点では、8月中旬に井戸の底部にリリーフ井戸からセメントを流し込み(Bottom kill)、井戸を上下から封鎖する予定であった。 2010/8/6 メキシコ湾油井封鎖作業の状況 しかし、流出事故対策本部のアレン本部長は8月19日の会見で、Bottom kill が予定より数週間遅れ、9月上旬以降になるとの見通しを明らかにした。 圧力テストのほか、油井の上部に設置されていたが、故障して原油やガスの噴出を防げなかったBOP(噴出防止装置)を取り外して交換し、事故原因の究明に役立てる作業などを行うため。 BOPを取り外して交換する作業は荒天のため8月30日に中断した。 (BOPとそれを引上げるための1マイルのライザーは45
ロシア海運最大手ソフコムフロートは8月25日、北極海を初めて横断航行している同社傘下の大型タンカーBaltika が北極海航路の難関部分の通過に成功し、ロシア東端のチュコト(チュクチ)自治管区Pevekに達したと発表、「大型船舶の運航の可能性が実証された」と表明した。 ロシアは北極圏で開発中のエネルギー資源を日本や中国など北東アジアに輸出するルートとして北極海航路に期待しており、その可能性を実証するのが狙い。 今回運航されたタンカーの積載可能重量は約117千トンだが、同社長は来年、さらに大型のタンカーで同航路を運航する計画も明らかにした。 タンカーは北欧に近いMurmanskを出港。天然ガス副産物の軽質原油コンデンセート約7万トンを積み、数隻の砕氷船を伴い、難関部分の約2,500カイリを予定より早い11日間で航行、今後の運航に役立つデータも集めた。 9月上旬に中国の浙江省寧波に到着する予定
信越化学はハイブリッド車の駆動モーターなどに使うレアアース磁石の出荷価格を10月から平均2割引き上げる。 一連の規制の影響で、希土類の一種で磁石原料になるネオジムは昨年夏に比べて2.5倍、ディスプロシウムは2倍に上昇、さらに騰勢を強めているという。 直嶋正行経済産業相は7月24日、上海万博視察のため訪れた中国上海市で、同市トップと会談、中国各地の工場などで頻発する労働争議と、中国政府のレアアースの輸出規制に対する懸念を伝えた。 レアアースについて「今年下期の中国の輸出枠が前年同期比7割も削減され、世界の産業に重大な影響が出るとの強い懸念がある」と指摘した。 資源保全のため休止していた米国のMountain Pass社なども生産を再開したり、設備の拡張を行っている。 ーーー 中央政府は競争による値下がりを防ぐため、大企業がレアアースの統合を進めることを望んでいる。 内蒙古のBaotou St
7月16日夕方、大連市大連新港付近の中国石油天然気(CNPC=ペトロチャイナ)の石油パイプラインが爆発、火災が発生した。 30万トンのタンカーが荷揚げを終えた後に、タンカーとタンクを結ぶ直径90cmのパイプラインが爆発、もう1本の小さなパイプラインも爆発した。タンカーは無事に離岸した。 火災は15時間後に鎮火したが、事故現場の石油輸送設備がひどく破損したほか、原油が流出し、周辺海域が汚染された。 原油約1500トンが流出、海面約430平方キロメートルが汚染された。 大連新港も一時、閉鎖され、製油所も減産した。 (中国のTVは、流出量は1,500トン=40万ガロンで、これに対してBPの流出量は9,400万~18,400万ガロンであると伝えている。) ーーー 中国の国家安全生産監督管理総局と公安省は7月23日、石油パイプライン爆発事故の原因を発表した。 原油から不純物の硫黄や硫黄化合物を除去す
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