この画像を大きなサイズで見る 日本では今年、例年になく厳しい寒さが続いている。ここ数年、ロシアやアメリカをなど、世界各地で寒冬が報告されており、地球は温暖化しているはずなのに、なぜこんなに冬が寒くなるのかと疑問に感じると思うのだが、実はその原因は、夏の北極海にあることがわかってきた。 簡単に言うと、北極海の一部・バレンツ海の海氷減少がユーラシア大陸の気圧配置の変化を招き、日本に寒さをもたらしているということになる。 温 暖化がすすんだことで北極海の海氷が減少した為、夏に海から放出された熱が氷に妨げられず、北極付近の気圧が高くなり、北極と中緯度地方の温度差が小さくなる。そのため極渦やジェット気流が弱まって、北極の寒気が中緯度地方に流れ込みやすくなる。その為に北極の冷たい寒気がそのまま直接人の住む大陸へとたどり着いているということなのだ。 1979年に開始された人工衛星観測史上最高のレベルで溶
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